3月のみえハウスのレッスンでは、旬の食材「菜の花」を子どもに味わってもらいました。やはり、菜の花は苦味があるので、おうちでお子さんがたべる機会は少ないと思います。
「旬の食材を子どもが味わえてありがたい!」とお母さん方に言って頂き、私もありがたいです!
一口でも旬を味わう経験は大切です。菜の花も食べてみてこそ、苦味がわかるのですから…。大人になると味覚が変化します。すると、苦味を美味しく感じられるようになります。(好みはあると思いますが…。)
以前、スー先生が味覚についてブログを書いています。https://mie-house.net/sukikirai-sayonara/kodomonigatetabemono-otonasizenkokufuku.html
「子どもの頃は苦くて食べられなかったのに!」という味覚の変化に気づき、子どもの時から「何でも、一口でも食べてみる!」という経験があってこそ、この味覚の変化をおもしろく感じ、食の幅が広がっていくと思います。
ひとつでも、心に留まるレッスンを!!
菜の花は、花が咲いてしまうと口あたりが悪く、苦味が強くなります。つぼみのうちが食べごろです。
「菜の花はつぼみのうちに食べるんよ!」と私が言うと、子どもは「へぇー!?」とびっくり。
そして、「キャベツやブロッコリーも同じ仲間なんよ!」と言うと、またまた「へぇー!?」とびっくり。
そして、「収穫しないで、そのまま育てると黄色い花が咲くんよ!」と言うと、ちょっとこんがらがってきます。(笑)
なので、少し花の咲いてる菜の花を見せると、「わぁ~~」とびっくりです。
年齢の高い子どものレッスンの時は、「じゃあ、カリフラワーも仲間?」と、的を得た質問をする子もいます。それぞれの年齢や個性の中で、ひとつでも心に留まることがあればいいなぁ~と思っています。
菜の花の知識を深めましょう…というのが、レッスンのメインではありませんから…(笑)
経験がものを言う!!
菜の花(100g)の苦味が少しでも食べやすくなるように、マヨネーズ(大さじ1)で炒めました。子どもに人気の食材、ウインナーとコーンの水煮(お好み量)も一緒に炒め、しょうゆ(小さじ1)とカレー粉(少々)で味付けしました。
また、菜の花は免疫力を高めたり、風邪やガン予防に効果のあるβカロテンの含有量が多く、βカロテンは脂溶性なので、油と一緒に調理すると吸収量が高まります!!
マヨネーズで炒めて食べることで免疫力がアップして、子どもたちの元気がよりアップしたらいいなぁ~と思いました。
お食事タイムでは、菜の花の人気はあんまり…(笑)でしたが、全く食べなかった子どもはいませんでした。「ちょっと苦いね…」と言いながら食べる小学生、少しだけ頑張って食べてみた年少組…など様々でしたが、旬の「菜の花」に触れる経験ができたと思います。
そうそう、小学1年生のトリオチームは、パクパク食べていました。おかわりもしました!(笑) このチームは、私が勤めていた保育園出身の子どもたちです。
食育に力を入れていた保育園だったので、3月には菜の花メニューが登場していました。菜の花を食べた経験があったからでしょうねぇ…。
やっぱり経験は大切ですね!!
これからもみえハウスのレッスンでは、旬の食材を子どもが味わう経験を大切にしていきます!!