大寒波が到来し、どこの地域も大変な日々を送られたのではないでしょうか…。

寒い毎日に、なかなか体がついていかないスー先生です。

こう寒い日が続くと、あったか~い物を食べるだけでもホッとしますねぇ。私は冬になると「粕汁」が飲みたくなります。

にんじん、大根、ごぼう、うすあげ、こんにゃく、豚肉などなどが入って、薬味にネギをトッピング!!とても体が温まります。こうして書いていると、粕汁が飲みたくなってしまいます(笑)

粕汁に何を入れますか?

小さい頃から食べている粕汁ですが、どうやら神戸、奈良、京都など昔から酒蔵が多く酒粕が流通する関西地方が中心の汁物料理なんですねぇ。

そのことから西の郷土料理として考える人もいるようです。そして、お味噌汁とは違い少し独特な味なので苦手な人もいるようです。

だし汁に酒粕とお味噌を合わせて作る家庭もあれば、だし汁に酒粕のみを入れて作る家庭もあります。また家庭によって粕汁に入れる具材も様々です。

ちなみに我が家では、具材は先程書いた、にんじん、大根、ごぼう、うすあげ、こんにゃく、豚肉に、ちくわを入れる時もあります。そして味噌は入れず酒粕のみを使います。(写真は我が家の粕汁です。)

なので、お味噌と合わせて作る時より酒粕の味が強く、濃厚な感じに仕上がっています。私は、これが「粕汁」なんだと思い育ってきました(笑)

でも、私が勤めていた保育園の「粕汁」は、お味噌汁と酒粕を合わせたもので、私自身がビックリしたのは具材に「鮭」が入っていたことでした。

その当時、私は正直「えっ!?粕汁に鮭!」と衝撃でしたが、粕汁に鮭を入れるのは定番みたいですね…笑。魚であれば「鰤(ぶり)」も美味しいのだとか…。

最近、インスタでアップされている各家庭のお食事を拝見すると、粕汁に鮭が入っている家庭も多く、改めて定番の具材なんだなぁと思いました。

子どもに酒粕のアルコールは大丈夫?

「酒粕」は、たんぱく質や炭水化物、食物繊維やビタミン類などたくさんの栄養素が含まれています。肌の代謝を高めたり便秘の解消にも効果的です。そして、体もポカポカ温めてくれます。

小さい頃から食べていたり、保育園の食事のメニューで出てきたりしているので子どもが粕汁を飲むことは大丈夫なのですが、粕汁に使う酒粕には、もちろんアルコールが含まれています。

普通に考えると子どもにアルコールはダメですよね…汗。酒粕には平均して5~8%のアルコールが含まれています。子どもに粕汁を作る時には、しっかり加熱してアルコールを飛ばすようにすることが大事です。

10分以上はグツグツ沸騰させて加熱するのがおススメです。お味噌と合わせたり、酒粕の量を調節して入れたりして工夫してもいいかもしれませんね。

今思えば、我が家では味噌を入れていなかったので、そこそこアルコール分の強い粕汁だったのではないかと思います…汗。その分、しっかり煮込んでいたように思います。

お味噌汁のように普段から食卓に並ぶイメージのない粕汁なだけに、好き嫌いもあるかもしれませんが、寒い今の時期に栄養価の高い粕汁は大人にも子どもにもおススメです。