コンセプト

こどもたちの前向きな笑顔が輝くように

私は27年間、保育士としてこどもと向き合う中で「自信のないこども」「挑戦することを拒むこども」の姿に出会ってきました。その背景には、最初から上手くできない姿や失敗する姿を見られたくないというこどもの心理がありました。

私がそんなこどもたちに伝えてきたことは、最初から上手くできないことや失敗することは恥ずかしいことではないこと、挑戦していないのに諦めないことでした。
そして、結果ではなく取り組む過程をしっかり認めていくことを大切にして関わりました。

例えば、運動会に向けて逆上がりが出来れば、諦めないで頑張った姿を認めることで、こどもは自信につながります。そして、出来なくても毎日コツコツ練習した姿を認めることで、こどもは運動会後も逆上がりが出来るまで練習を続けるのです。

こどもは具体的な言葉で褒めてもらったり、認めてもらったりすることで前向きになれるからです。

「おいしかった‼」「たのしかった‼」の言葉

この言葉は、こどもが褒められること、認められることから生まれます。
食事の場面においては特に、こどもが褒められること、認められることが少なくなります。それは、こどもが食事に集中しない姿や「○○がきらい、食べられない」という姿に大人は「どうして?」とついついこどもを責めてしまう傾向があるからです。

『みえハウス』の目的

私の食育教室は、こどもが料理の知識や技術を身に付けることを一番の目的とするのではなく、食育活動を通してまずは、ありのままのこどもの姿を受け止めていきます。
そして、挑戦すること、失敗すること、成功すること、など様々な経験をするこどもの姿をサポートし、自己肯定感が自然にしみこむように個々を尊重し、養い育てることを一番の目的とします。

幼少期に大切な育ち

幼少期に自己肯定感が育っていかないと「どうせ自分なんか」「自分は何をやってもダメだ」と自分に自信がなく、自分を大切にしない大人になる傾向があると言われています。
私は未来があるこどもの頃から、このような感情を抱く兆しのあるこどもの姿に出会うたびに、この子が前向きになり、自信につながることは何か?と考え関わる大切さを痛感しました。

明るい未来に「こんにちは」

「すき、きらいとサヨナラできる」という意味は、過去の自分とサヨナラできるという意味です。他人と比べられるのではなく、比べるのは過去の自分と今の自分だということです。
こどもは一歩、一歩自分のペースで成長していきます。『みえハウス』に来たこどもたちが過去より今、今より未来が輝くよう関わりサポートしていきます。