こんにちは。みえハウスのスー先生です。

皆さんのご家庭では「箸置き」を使う機会はありますか?

私は「箸置き」って何だかちょっと高級な(笑)かしこまった感じで使われている印象がありました。

でも今は、シンプルなものから、色々な形のかわいい物まで本当にたくさんの種類の箸置きがありますね。インスタグラムでも、食事の写真と共に箸置きも一緒に映っているものをたくさん見かけます。

そして、季節によっても色々な種類があるので、季節を感じながら楽しめますね。

昔の箸置きは…

この「箸置き」は、神様に供える箸を汚さないために生まれたと言われています。昔の箸置きは、一般市民が使うものではなく、神事に使う特別なものだったそうです。

当時の箸置きは、今のような小さな箸置きではなく、「御箸台(みはしだい)」と呼ばれる台の上に置いていました。

神様へ捧げる食物をとる箸が汚れないように、この台の上に置いていたことが、箸置きの起源だと言う説が有力に語られています。その箸置きが一般市民にも普及したのは、昭和時代からだと言われています。

今でも、おもてなしの時に使われるイメージが多いですが、昔からの話を知ると箸置きは、やっぱり何だか高級な匂いがしますね(笑)

今は、箸置きを使うマナーがあり、箸を食器の上に置くことは「ごちそうさま」の合図となり、箸を休める時は、箸置きの上に置くのがマナーです。

また、お箸がコロコロと動かないようにする役目もあります。そして、食事中にお箸をテーブルに置くと、テーブルもお箸も両方汚れてしまいます。そんな衛生面からも箸置きは使われています。

箸置きへの疑問…

先日、みえハウスのレッスンに来た子どもに「なんで箸置きの裏には穴が空いているんやろ??」と聞かれました。みえ先生も私も「ほんまやねぇ。なんでかなぁ…?」となりました…汗

その子どもの疑問が気になり調べてみたのですが、陶器の箸置きを作る時に、中に粘土が詰まっていると焼く前の乾燥時に割れてしまうので、形を成形した後に、中を空洞にして粘土の厚みを均一にすることで割れることを防ぐようです。

決定的な理由かはわからないのですが…(汗)箸置きの裏に穴が空いている理由のひとつなのかなぁと思います。

みえハウスでも、お箸を使う時には「箸置き」を使っています。子どもの中には、みえハウスで初めて箸置きを目にする子どももいます。

使う時には、みえ先生が箸置きを使う理由や、どのようにお箸を置いて使うのかなど、ていねいにこどもに伝えています。かわいい箸置きを使うだけでも子どもは、とても嬉しそうです。

箸置きひとつでも、食事のマナーとして子どもたちに伝えていく機会をもつことは大切なことだと感じました。