こんにちは。みえハウスのスー先生です。

前回、駄菓子と駄菓子屋さんについてブログを書きました。その駄菓子について、またまた魅力的な記事を目にしました。

コロナ禍のおうち時間に、駄菓子を通して家庭であることが行われたそうです。

新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、発令された緊急事態宣言。そして、子どもたちは保育園や小学校へ行けない日が続きました。

そんな「おうち時間」に駄菓子を通して、おうちで楽しく「お手伝い」「お勉強」ができる「おうち駄菓子屋さん」が様々な家庭で開店したようです。

子どもが数の概念に触れる経験を!!

子どもが、お手伝いをしたり勉強をしたり、約束事ができたりするとポイントがもらえる!というシステムが家庭に導入されるのです。(笑) 

例えば、9時までに寝る(1ポイント)、部屋の片付けをする(2ポイント)、本を読む(2ポイント)などをクリアすると大人からポイントがもらえ、そのたまったポイントで「おうち駄菓子屋」でお買い物ができる!という流れです。

なるほど!素晴らし~!子どもが楽しみながら課題となるものに取り組み、おうち時間をすごせるナイスアイディアですよね!!

課題をクリアして、たまったポイントで好きなお菓子が買える!となるとワクワクしますよねぇ~。そして、ここからが「お勉強」です。

おうち駄菓子屋での買い物は、並べられた駄菓子に「○○えん」「○○ポイント」と書かれている数字(値段)を見ながら自分の持っているポイントで買える駄菓子を、自分で計算したり、考えたりしながら選んで買うのです。

ここで、小学生であれば算数の勉強につながったり、小さい子であれば数字に触れたりすることができますし、お買い物ごっことして楽しむこともできると思います。

コロナ禍の中で生まれた「おうち駄菓子屋」ですが、静岡県では2017年から「街中だがしや楽校(がっこう)」といって、地域全体を駄菓子屋に見立てて、子どもに買い物の方法を教えているそうです。

だがしや楽校実行委員長の方は「子どもが自分で計算して買い物ができる駄菓子屋が減っていることも、こうした取り組みが広がる要因ではないか。」と言われ、子どもが数の概念に触れる経験が乏しくなっていることを感じます。

駄菓子がつなぐ人と人との輪

駄菓子を通しての地域での取り組みは他にもあり、サービス付き高齢者向け住宅に駄菓子屋を併設し、地域の子どもたちに親しまれているそうです。

駄菓子屋の店番を担うのは入居者。地域の子どもの中には毎日通う子もいて、入居者の方との交流を深めているとか…。微笑ましいですねぇ。

高齢者向け住宅の所長さんは「高齢者が子どもと関われる貴重な場所。子どもとの交流は入居者のエネルギーの源になっている。」と話されています。

今は、新型コロナウイルスの影響で駄菓子屋は休業中…でも子どもたちも入居者の方たちも再開を楽しみにしているそうです!

駄菓子がつなぐ人と人との輪。本当にあったかくなりますね。

今思えば、私が駄菓子屋さんでお菓子を買っていた時代は、自分で何円のお菓子なら買えるのか?何個買えるのか?と、自然に考えられる環境があったんだなぁと思いました。

でも、今の子どもたちはスーパー等でお菓子を買うことが多くなり、自分で考えて買う経験が難しい時代になっているのかもしれませんね。

だからこそ「おうち駄菓子屋」や地域での取り組みは、子どもたちにとって大切で貴重な経験だと感じました。また「駄菓子」は、子どもが計算しやすい値段なのもいいところです。

みえハウスでも、地域の子どもたちが「自分で買うこと」「考えること」などを、楽しんで経験できる「ちょこっと駄菓子屋☆みえハウス」(笑)みたいなことができればいいなぁ~と密かに思っています。