私も保育士時代、子どもたちが自信をもって前向きに卒園できるように、私の気持ちを言葉や文章で伝えてきました。
その中で、大切に伝えてきたことは、“どんな自分も好きでいよう!!” という自己を肯定する気持ちです。
やはり、新しい環境を不安に感じることは、子どもだけでなく大人でもありますものね…。私だってあります。
だからこそ、子どもたちにメッセージを贈りながら、私も一緒に頑張ろう!!といつも思っているのです。
先日、書類を整理していると、私が卒園する子どもたちに贈ったメッセージのひとつが出てきました。
ご卒園おめでとうございます!!
《 3月、保育園を巣立ち、これからどんな新しいことが待っているのかな!?ドキドキするね…。
まだ会っていない色々な人との出会いも楽しみ!! そして…これから新しい自分に出会うことも楽しみだねっ!!
小学校へ行って、どんな自分と出会うかな!? たとえば…
🌸 明るい笑顔で話しかけると、たくさん友だちができた!!うれし~~と感じる自分!!
でも、時々ケンカしてしまう…。
🌸 給食で好きな献立の時は、とても嬉しい♡ たくさん食べておいし~~と感じる自分!!
でも、苦手な献立の時は、食べるのが遅くなる…。
🌸 歌をうたうと「きれいな声ね」と先生に褒められた!!ホクホクしている自分!!
でも、かけっこではいつも一番になれない…。
などなど…。
きっと、これから
自分の「いいところ」や「いやなところ」を感じたり、成功して嬉しかったり、失敗して悔しかったりすることがあるでしょう。
でもそんな時、どんな自分も丸ごと受け入れてあげてね。どんな自分も、ずーっと好きでいてね。
それはね、みんな一人ひとりが無条件に価値がある存在だからです。ありのままの自分で胸を張って下さい!!
私は、ありのままのみんなのことを「それで、いいんだよぉ~」って、ずっと応援しているからね!! 》 というメッセージです。
毎年、私の伝えたいこと “どんな自分も好きでいよう!!” という想いを文章にして子どもたちに贈っていました。
今、私自身も保育園の保育士を卒業して新しい環境に身を置き “みえハウス” という子どもの食育教室を始めました。
私の「いいところ」が発揮できる環境が見つかった!と嬉しく思っています。たとえば保育士時代、苦手だったピアノはもう弾くことはありません(笑)
私の得意な設定保育と食育を組み合わせた内容を子どもたちに提供できるからです。私の環境が変わっても、変わってないところは、子どもと関わる仕事という所です。
そして、私が子どもに伝えたい “どんな自分も好きでいよう!” という想いも変わりません。誰にでも得手不得手があります。
それを認めながら、得手を伸ばし前進していく!そんな気持ちを子どもたちに持ち続けてほしいのです。