6月に入り、とたんに暑くなりましたね…。これからマスク生活の中、暑い季節になるので、いつも以上に水分補給を意識して過ごすことが大切ですね。
みえハウスで、子どもたちがマスク着用でクッキングする姿に「喉、渇いてない?」「暑くない?」と言葉がけることが増えました。
レッスンの途中での、子どもの水分補給には注意を払います。
保育士時代から、子どもの汗の量を見て、ビックリすることがよくありました。子どもは小さい体に関わらず、大人と同じ数の汗腺をもっているので、相対的に汗をかく量も多くなります。
保育園での活動の節目節目には、必ず水分補給を促していました。子どもはあそびに夢中になると、暑さも忘れ、汗を流しています。
大人が子どもの活動を見守り、節目節目で水分補給を促すことは、欠かしてはならない配慮です。
子どもが熱中症になってしまう
これは、私の甥っ子の話です。甥っ子は4歳から幼稚園に通い始めました。
入園して初めての遠足での出来事でした。喉が渇いた甥っ子は、水筒のお茶を飲もうとしたのですが、水筒が固くて開けられなかったそうです。
保育士からしたら、よくあることです。水筒が開けられない、お弁当の蓋が開けられない、箸を忘れる…など、“遠足あるある” です。(笑)
甥っ子は、先生に「水筒を開けてほしい…」と何回かお願いしたそうです。すると、先生は「ちょっと待ってね」と繰り返し言い、他のお友だちの対応をしていたそうです。 そして、甥っ子はいつまで待っていたかというと…帰宅するまでだったんです。
遠足の間、一度も水分補給をすることなく、顔を真っ赤にして帰ってきたそうです。
大事には至りませんでしたが、さすがに両親はびっくりして、帰宅した時の子どもの様子を幼稚園に伝えたそうです。
これがもし、マスク着用での遠足で一度も水分補給をしていなかったら…と思うとゾッとします。
子どもの水分補給のポイントは!?
子どもの1日に必要な水分量は、幼い時ほど多く、体重1㎏当たりで、新生児では50~120ml、乳児で120~150ml、幼児なら90~100ml、学童で60~80mlが必要です。
成人の場合は、40~50mlで充分といわれています。学童なら大人の倍近くの水分を必要としていることがわかります。
私は、あまり喉が渇かないタイプなのですが、子どもの中にも、あまり水分を欲しがらない子もいます。
幼児なら、「しんどくならないように飲もうね」と飲む理由を伝えて、活動の節目節目で促すことができるのですが、乳児は口を開けずに拒む子もいます。
もちろん、水分というのはお茶やみそ汁などの液体だけを指すものではなく、ご飯、野菜や果物などの水分も含まれています。
また、乳児期の母乳やミルクも水分ですので、乳児期の食生活で脱水になることはありませんが、大人が水分補給を意識して関わることは大切ですね。
水分補給のポイントとしては、子どもが飲みやすいタイミングで促すことです。
たくさん汗をかいて遊んだ後、お昼寝の後、お風呂上りなどは、お茶やお水を美味しく感じ飲みやすいと思います。
また、プール(水)あそび中も、気づきにくいですが汗をかいていますので、こまめな水分補給が必要です。プールあそびのあとは、必ず水分補給を促すことが大切ですね。
子どもは大人以上に、1日の水分量が必要なことを意識して関わることが本当に大切です。
マスク生活の中、暑い季節を迎えます。子どもの水分補給をしっかり促して、子どもの健康を守っていきたいです。