3月2日から、全国の小中高学校や特別支援学校を臨時休校する要請が表明されました。
新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、臨時休校になり困惑する子育て世帯が毎日報道でクローズアップされていました。そして、その子育て世帯を支援する取り組みが生まれ素晴らしいな…と感じていました。
ローソンは学童保育に無償でおにぎりを提供し、カラオケボックスは平日のみ100円カレーを提供するなど、臨時休校で家に居る子どもたちのお昼ごはんの目処が立てば、お母さんたちはどれだけ助かるでしょうか…。
世の中の子育て支援を知るたび、「何か私にできることがあれば…」と思いながら、何も出来ない自分に罪悪感をもちながら毎日を過ごしていました。
臨時休校1週間目の週末…みえハウスに通っているお母さんから、困っているお母さんや子どもたちを助けてほしい…と相談がありました。
その相談は次のような内容でした。
臨時休校で困る子どもの昼ごはん
一人で留守番している小学生のお昼ごはんは、前日の晩ごはんの残りもの。お母さんはそれを温めて食べるように伝えている…でも、お母さんは気が気でない…気持ち的にギリギリで仕事へ行く…というケース。
両親共に医療関係なので、仕事は休めない…子どもを職場につれていく日もあるが、親子共々ストレスを感じている…というケース。
支援学校が休校になり、お母さんは子どもと毎日家で過ごす…しかし多動の子どもを見ながらの家事は大変…というケース…などでした。
そして、お願いされたのが、休校中の子どものお昼ごはんにお弁当を提供してもらえないか…ということでした。
私にできることで、子育て世帯、共働き世帯のお役に立てるなら…と1日10食限定で休校中の子どものお弁当作りをお受けしました。
お母さん方は、お弁当はもちろん有料でお願いします…とのことでしたので、材料費として400円頂くことにしました。
相談されたお母さんが代表でみえハウスにお弁当を取りに来られ、各家庭へお弁当を宅配する形で3月9日(月)から開始しました。
臨時休校を地域で支援する
こんな緊急事態の時だからこそ、みんなで助け合い乗り越えないと…と思います。
新型コロナウイルスの感染拡大の影響に、誰もが『何かできることはないか…』と考えあぐねてると思います。
私一人では何も出来なかったと思いますが、今回このような相談をして頂き、地域のお母さんや子どもたちへの取り組みができ本当に有難く感じます。
あるお母さんは、“学校が休みなことに加えて、連日の報道で社会の閉塞感を毎日感じて苦しい気持ちでいた…” と、この取り組みを大変喜んで下さいました。
新型コロナウイルスが、いつ収束するのか先が見えない今、大人も子どもも不安やストレスを抱えていると思います。
しかし先を明るく見て、助け合いながら一日も早く世の中が落ち着き、誰もが元の生活に戻ることを祈るばかりです。