こんにちは。みえハウスのスー先生です。
今は子どものお弁当用にかわいいピックがたくさん売っていますねぇ。その種類もいっぱいで驚きます。
インスタで、お弁当の写真を投稿されている方もたくさんいて、そこでも色々なピックを使っているのを見かけます。
その中で、ミニトマトに葉っぱの形のピックを刺すと、さくらんぼのように見えるピックを見て「かわいいなぁ~」と思い、つい購入した私。
後日、みえ先生にピックを見せると…「かわいいけど…子どもにはミニトマト丸のまま出せないねぇ…」と。その言葉を聞いて「あっ!そうだった…」と、ハッとさせられました。そして、思い出したたことがありました。
ミニトマトも大粒のぶどうも…
保育士時代に勤めていた保育園は毎年、子どもたちと夏野菜の苗を植えて育てていました。その時に必ず「ミニトマト」もありました。
当時、ミニトマトは育てやすく、実が育つとすぐに収穫ができて食べられる。そして、小さいから子どもにもパクっと食べやすいことが良いこととして、植栽の定番の野菜となっていました。
でも、私が保育園を辞める数年前に、子どもがミニトマトを丸のまま食べて喉に詰まらせたというニュースが取り上げられ、市からの通達もあり、そこから私の保育園でもミニトマトの植栽ができなくなりました。
今思えば、ミニトマトを植えていた場所は、子どもの手の届く位置にあり、子どもが勝手に取って食べようと思えば可能でした…(今考えても怖くなります…。)
今はミニトマトだけではなくなり、巨峰、ピオーネなどの大粒のぶどうにも広がり、ぶどうが旬の季節に食後のデザートに大粒のぶどうが出ていましたが、今は出すのをやめているようです…。
なんだかさみしい気持ちになりますが、集団生活の中での子どもの安全を考えると仕方のないことなのでしょうねぇ…。
子どもの安全を第一に!!
そんな時みえ先生が、ある新聞記事を見つけて見せてくれました。
東京に「Safe Kids Japan」という、子どもの事故予防に取り組むNPO法人があり、毎年、「子どもの事故を防ぐカレンダー」を作成しているのです。
マンスリー型で、その時期に発生しやすい子どもの事故をイラストで示し、予防策を書き添えています。その中で、ミニトマトとぶどうによる誤嚥、窒息を予防するためのことについても書かれていました。
「ミニトマト、大粒のぶどうは4歳までは4つに切って食べさせる」「乳幼児のいる家庭や幼稚園、保育園では、ミニトマトの栽培はしない」
日本では1歳~19歳の死亡原因の第1位は「予防可能な事故による傷害」となっているそうです…。その予防可能な事故から子どもを守るためにも、ミニトマトやぶどうを切って食べられるようにすることは、とても大切なことなのでしょうね…。
みえハウスでもミニトマトを出すときは切るようにしています。なのに私は、かわいいピックについ手がのびてしまい…反省でしたが、改めて子どもの安全に努めていかなくてはと身が引き締まる思いになりました。