こんにちは。みえハウスのスー先生です。
「魚」と聞くと、骨や独特なにおいがあり、どちらかと言えば子どもにとっては食べづらい印象があります。
魚の種類によっては、大人でも食べるのが面倒くさく感じることもありますねぇ。そうなると、魚を食べる機会が減ってしまうことにもつながります…。
静岡県には、イワシやサバのすり身でできた「黒はんぺん」が静岡名物として知られています。
その黒はんぺんを、もっと食べやすく県民に受け入れてもらえるようにアレンジし、商品開発をした大学生の話が新聞記事にありました。
「魚離れ」をきっかけに
東海大学海洋学部(静岡県清水区)の学生たちは、静岡産の食材で新商品を開発するプロジェクトに取り組んでいて「魚離れ」に一石を投じようと、約10人の学生が集まりました。
「黒はんぺんは、県民に親しまれているが、魚のにおいや味が苦手な人にどうすれば受け入れてもらえるかが課題だった。」と、指導にあたった先生は話されています。
学生たちは、試行錯誤を繰り返したどり着いたのが、細かく刻んだはんぺんをひき肉と混ぜて揚げた「メンチカツ」でした。
魚と肉の味のバランスが良く、調理しやすい点が優れていたそうです。
さらに学生たちは、食品加工会社など3社の協力を得て改良をすすめ、魚のにおいを抑えるため、しょうがや香辛料を混ぜるなどの工夫を重ね、
今年7月に「黒はんメンチ」という名前で商品化を実現させました。
「魚離れ」をきっかけに考え、商品化までにたどり着いた取り組みは、素晴らしい食育だなぁと感じました。
「魚離れ」を意識したレッスンを!!
みえハウスでは、レッスン内容、食事メニューをみえ先生が考えています。旬の食材はもちろん、お肉だけでなく魚を取り入れたメニューも登場します。
11月のレッスンでは、旬のししゃもを使って「ししゃもチャーハン」を作りました。(上に写真を載せています。)
でも、ししゃもだけでは食べづらくなるのでウィンナーも一緒に炒めることで、食べやすくなり、子どもたちはパクパク食べていました!!
初めてししゃもを食べたお子さんのお母さんからは、驚きと喜びの声をいただきました。
他にも、サバ缶を使ったキーマカレーや、しらすを使ったチーズトースト、鮭を使ったちゃんちゃん焼き…などなど、旬に合わせて魚料理を取り入れています。
キーマカレーを作った時のサバ缶に「美味しい缶詰を子ども達にたべさせたい。こんな思いから、この商品が生まれました。美味しくて安心。私達のモットーです。」国産さば使用、津軽味噌使用、化学調味料不使用、と書かれていました。
子どもたちに美味しく安心して食べて欲しいという思いと、子どもたちの魚離れを減らすための思いも込められているのかなぁと感じました。
みえハウスではこれからも、魚を使ったメニューを取り入れ、子どもが自分で料理し美味しく食べられる食育を心がけていきたいです。