寒くなりましたねぇー。日が暮れるのも早くなりました。2021年の冬至は12月22日(水)です。
先日のみえハウスのレッスンでも、子どもたちに冬至のお話をしました。
「冬至って、聞いたことある?」と聞くと、「と、と、と・う・じ?」と、首をひねって聞き直す子どももおり可愛かったです。
冬至は、1年でいちばん太陽が出ている時間が短いので、農家の人たちは「太陽が復活しますように」「作物が大きく育ちますように」
と、願う日でもあることを伝えました。「へぇーーー」と、うなずく子どもたち。
そして、次に冬至についてのクイズを出しました。
かぼちゃの別名は!?
「冬至」の日に、「ん」のつく食べ物を食べると、「運」が呼びこめると言われています。
冬至には「かぼちゃ」を食べる習慣がありますが、それはなぜ、「かぼちゃ」なのでしょう?
このクイズに、子どもたちは、「?????」 私が「かぼちゃの別の呼び方よ!!」と言うと、
子どもたちは、考えこんでいます。 またまた、私が「かぼちゃを別の呼び方したら、最後に『ん』がつくでしょう?」
子どもたちは、「?????」 答えが見つからない様子でしたので、「『なんきん』って、呼ぶんだよ!」と、伝えると
「あーーなんか、聞いたことある~」と言う、子どもたちでした。
「かぼちゃ」を「なんきん」と呼ぶのは、関西地方や西日本あたりが多い…と聞きます。
子どもたちのお母さんが関西出身だとは限らないので、根っからの関西人の私は、「そうかぁー、かぼちゃの別名は、意外と知らないんやなぁ…」と、
心の中で思いました。
楽しく学ぶ食育タイム
「冬至」の日に、「ん」のつく食べ物を食べると、「運」が呼びこめるので、「なんきん」の他に「ん」のつく食べものを子どもたちと考えました。
私がヒントとして、「冬至の七種」と言われる食べ物の最初の文字を伝え、子どもたちに考えてもらいました。
冬至の七種は、なんきんの他に 「れ」んこん、「に」んじん、「ぎ」んなん、「き」んかん、「か」んてん、「う」んどん」(うどん) です。
これらの食べ物は、「ん」が2個ついているので、なんと「運」も2倍になる縁起が良い食べ物と言われています。
また、冬が旬の物が多く、栄養があって体を温める食べ物が多いことも子どもたちに伝えました。
寒さが厳しくなるこの時期、それを乗り越えるために昔の方々の工夫や知恵が込められているのですね。
子どもたちはワイワイ楽しみながら、ひとつひとつ食べ物を考えました。
「れ」もん!!と答える子どもがいて盛り上がったり、昔は、「う」どんを「う」んどん、と言っていたことを知ったりしました。
でも、「れもん」もバッチリな答えですよね!!ちょっぴり現代風ですが…(笑)
少し難しいところもあったと思いますが、クッキング前に「冬至」や「冬至の七種」に触れることは、大切な食育のひとつです。
そして、子どもたちの興味、関心を膨らませてから、かぼちゃを使ってのクッキングを開始しました!!