新しい年を迎えました。昨年はコロナ一色で大変な一年でしたね…。今年は、明るい一年になることを願うばかりのみえ先生です。

お正月は、みんなで集まりワイワイ…はできなかったと思いますが、子どもたちは年中行事を味わったでしょうか?

おせち料理にお雑煮…正直、子どもはあまり好きではない…という声も聞きます。でも、日本の年中行事とそれにまつわる伝統料理に触れることは、とても大切な食育です。

インスタグラムを拝見していると、各家庭のおせち料理やお雑煮が色々とアップされておりステキでした。特にお雑煮は、各家庭の味がありますね…。

おすましやみそ仕立て…どのお雑煮も、とても美味しそうでした。

こだわりは、食べず嫌いにつながる!?

私の母方の祖母は香川県の生まれでした。

私が小さい頃から食べていたお雑煮は、甘い白みそ仕立てで、お餅はなんと!あん餅でした。

このお雑煮の由来は、徳川吉宗の時代に砂糖の生産が奨励され、讃岐地方で生まれた珍しいお雑煮のスタイルでした。
なので、決して我が家のオリジナル…というわけではありません!!

祖母から母に受け継がれたこのお雑煮…最初は父もビックリしたそうですが、今では大好きになったそうです。

そして、義妹…やはりビックリしてましたが大好きになりました。今年はコロナ事情で食べることができず残念がっていました。

“郷に入れば郷に従え”…という言葉があるように、自分の好みは別として “こんな食べ方もあるのか…” と口にできる方が世界が広がり楽しいですよね!

“この食べ方しかダメ” “この味しかダメ”という、こだわりは食べず嫌いにつながるように思います。

父も義妹も、このお雑煮を受け入れてくれたから、続いている我が家の伝統の味…そう思うと二人に感謝です(笑)

お雑煮の習わしは!?

そもそもお雑煮は、お供えの鏡餅を下げた後に頂く…という習わしから始まったそうです。

関東では焼いた角餅にすまし汁、関西では煮た丸餅にみそ仕立て…という風に東西で異なる形で広まりました。

また、具材にはその土地の名産品や、地元で生産したものが用いられました。
そして、だしによって全く違う味わいになるお雑煮!なんて奥深く魅力的な食べ物なんでしょうか!

たとえば、広島のお雑煮は“福をかき寄せる”という縁起担ぎの意味を込め、名産のかきを入れる家庭もあるそうです。
かきのお雑煮、食べてみたい!色んな地方のお雑煮、食べてみたい!と私の好奇心がかきたてられます。

“何が入っているのかな?” “どんな味がするのかな?”という好奇心は、未知の世界を知ろうとする行動につながります。

好奇心は、大人も子どもも持ち続けたい気持ちです。今年も好奇心旺盛に、子どもと共に楽しみたい私です。

今年もどうぞよろしくお願いいたします!!