12月、みえハウスではクリスマスをテーマにレッスンを楽しみました。クリスマスといえばチキンなので、子どもたちと鶏肉料理を作り美味しくいただきました。
一般に「ローストチキン」は家族や友人と切り分けて食べる、クリスマスの定番料理です。でも、これは別の鳥肉料理をマネしたものなのですね…。
そう!!みなさんご存知の七面鳥です。七面鳥はキジ科の鳥で、頭や首の皮膚が赤や青など、色が変わるので、日本では七つの面(顔)のある鳥ということで「七面鳥」と呼ばれています。
英語ではターキー(turkey)です。アメリカやイギリスでは、クリスマスや感謝祭などのお祝いの日に、七面鳥を丸焼きにしたごちそう「ローストターキー」を食べるのですね!
保育園でクリスマスの定番メニューを味わう!!
私はキリスト教の保育園に就職して、その年のクリスマス…「七面鳥の丸焼き」というものを初めて間近で見ました!!そして、初めて食べました。
調理は栄養士がして、昼ごはんに登場するのですから、それはもうびっくりです!!
私の七面鳥の丸焼きのイメージは、クリスマスを祝う食卓にごちそうとして用意される食べ物でした。それが、保育園の昼ごはんに登場するのですから、やはりびっくりです!!
食を通してクリスマスの雰囲気を味わうことがひとつのねらいでした。食育をとても大切にしている保育園でした。
また、クリスマスはイエスさまの誕生日をお祝いする日。だからごちそうを食べてお祝いするんだよ!と子どもたちに伝えました。新米保育士の私が初めて食べた七面鳥の味はあっさりしていて、美味しかったです。
私は初めての七面鳥に、食を通してクリスマスの雰囲気をたっぷり味わうことができました。(私が子どものようでしたね…笑)
では、なぜクリスマスに七面鳥を食べるのでしょう?
色々な説がありますが、そのひとつ…中世ヨーロッパの人たちがアメリカを開拓しようとして移住したのですが、その時代ヨーロッパ本土に居た時のように牛や豚などの家畜を自由に飼えない状況だったそうです。
元々、中世ヨーロッパではお祝いの時には牛や豚を食べていましたが、それが難しくなりました。でも、身近にたくさん七面鳥がいて、それは手に入りやすかったそうです。また、サイズも大きいので一羽ローストすれば、多くの人のお腹を満たすことができました。
それから、お祝いの時には七面鳥をローストしたものをごちそうとして出すのが主流になり、クリスマスのお祝いの時も七面鳥!!となったそうです。
クリスマスをお祝いする習慣は、日本では明治時代から盛んになりました。でも、七面鳥は手に入りにくいため、にわとりを丸焼きにした「ローストチキン」がごちそうとして食べられるようになったそうです。
クリスマスに七面鳥やにわとりを食べるようになった由来を、幼少期に伝えるのはなかなか難しいですね。色々な説がありますし…。そこで、子どもへの伝え方を考えてみました!
【昔、アメリカに住もうとした人たちが、食べるものがなくて困った時に、捕まえて食べたのが七面鳥です。七面鳥のおかげで「生きる」ことができました。
七面鳥のおかげで「生きる」という良いことができたので、それからアメリカでは、クリスマスとか結婚式とか、おめでたい時に食べるごちそうに七面鳥がなったのです。
七面鳥をクリスマスに食べることがアメリカから世界に広がり、日本にも伝わりました。でも、日本では七面鳥を見つけるのは難しいのです。
その代わりに、日本で見つけやすい「にわとり」をごちそうにしてクリスマスに食べるようになりました。】
クリスマスに子どもから「なぜ七面鳥を食べるの?」「なぜチキンを食べるの?」と聞かれた時に、参考にしてください!!