明けましておめでとうございます。みえハウスのスー先生です。

お正月は、おせち料理にお雑煮…大人はアルコール(笑)や、いつもよりご馳走を食べる機会が多くなりませんでしたか?

あっ!雑煮と言えば…私の家もたまたま、みえ先生と一緒で雑煮には、あん餅を入れます!私の家は、すまし汁ですが…。(詳しくは、ひとつ前の、みえ先生のブログを読んでくださいね!)
お雑煮は、各家庭の味がありますね!!

お正月料理が続くと、こってりした物が食べたくなって油物やジャンクフードなどにもつい…手が伸びてしまいますよねぇ。(私もその一人です笑)

「お正月くらいは…」と、気持ちも大きくなるので(笑)大人も子どもも食生活が乱れがちになります。

そんな頃にやって来る「七草粥」を食べる日。皆さんの家庭では毎年、七草粥を食べていますか?

七草粥には春の七草

古代から七草は、邪気をはらい万病を除くものとされてきました。つまり七草粥は「1年間の無病息災(健康)を願って食べる」ものなのです。

お粥は、お正月のおせち料理やご馳走、お酒などで疲れてしまった胃腸を休ませてくれます。さらにお粥に入れる野菜が、不足しがちな栄養素を補ってくれると言う効果もあります。

さて「春の七草」を全部言えますか??「せり」「なずな」「ごぎょう」「はこべら」「ほとけのざ」「すずな」「すずしろ」が春の七草です。(夏・秋・冬にも七草があります。)

「せり」は鉄分が多く食欲増進に。「なずな」は熱を下げる、利尿作用などがあります。「ごぎょう」は昔、風邪予防に使われました。「はこべら」は目によいビタミンAが豊富で、昔は腹痛の薬にもなりました。

「ほとけのざ」は食物繊維が豊富。「すずな」は、カブのことで、ビタミンが豊富。「すずしろ」は大根のことで、消化を助け風邪の予防にもなります。

と、それぞれに体によい「草」なのです。七草を「日本のハーブ」という人もいます。

今は、七草粥を食べる1月7日が近づくと、八百屋さんやスーパーで「春の七草」が1パックのセットになって売っていますよね。便利で有り難い時代になったなぁと思います。

それさえ買えば、すぐにお粥が作れるだけでなく、子どもにも見せて伝えることができますね。

行事食として…

私が以前勤めていた保育園では、1月の献立に必ず「七草粥」が入っていました。そして、子ども達に実際に「春の七草」を見せながら、それぞれの草の名前や、なぜ七草粥を食べるのかということを伝えてきました。

七草粥は本来は朝に食べるのですが、保育園では昼食に出てきます。なので、七草粥の献立の日に「朝ご飯もお粥たべてきたぁ~」と言う子どもの声もよく聞きました(笑)

保育園の七草粥は、シンプルな塩味に刻んだ七草が入っている感じでした。もちろん、お粥だけでなく、おかずやお汁なども一緒でしたが、お粥が苦手な子どももいます。

お粥ならまだしも、七草が入ることで少し苦味を感じるので、その味に苦戦している子どもも…でも全然平気で食べるこどももいました。

年に一度、行事食として出てくる「七草粥」に様々な反応の子ども達でしたが、「食育」というところで、行事食を知って食べるという経験は大切なことだと感じました。

家庭では、子どもが苦手…大人が苦手…などの理由で食卓に並ばないこともあるかもしれませんが、年に一度の「七草粥」について子どもに話すだけでも「食育」に繋がっていきますね。