今年も残すところあとわずかとなりました…。お母さんの年末はさぞ忙しい…とお察しし、頭の下がるみえ先生です。
お母さんがお料理をしている横から、お子さんが色々と質問してくることもあるでしょう。冬が旬のれんこんを見て、「なぜ、穴があいているの?」と、お子さんに聞かれたら、ぜひ参考にしてください!
れんこんは深い泥の中で育ちます。穴は地上の茎や葉から、地下の茎や根に空気(酸素)を送るためのパイプの役目をしていて「通気組織」と呼びます。
なので、子どもには簡単な言葉で【れんこんは深い泥の中で育つんだよ。れんこんの穴は水の上の葉や茎とつながっていているの。水の上の葉や茎から、泥の中のれんこんの茎や根に空気が送られて、れんこんは呼吸ができるんだよ。れんこんの穴は空気を送るパイプなんだね!】
と伝えると分かりやすいです。
おせち料理のれんこんの意味
穴があいていることから、れんこんは「先を見通す」ことができる縁起が良い食べ物として、お正月のおせち料理に酢れんこんや煮物として登場します。
「見通しの明るい一年を迎えられますように」という願いが込められています。また、れんこんは種が多いことから「子孫繁栄」の意味もあると言われています。
蓮の花のようにれんこんを花の形に切り、おせち料理に入れると重箱の中を華やかにしてくれますね。 蓮の花、きれいですよね…。
蓮の花は、花を見るための品種とれんこんを食べるための品種があるそうです。食用品種だとれんこんの太りが良いそうです。
れんこんは漢字で「蓮根」と書きますが、食べている部分はれんこんの「根」ではなく「茎」なんですよ!
れんこんの意味のような未来に!!
おせち料理のれんこんの意味を知れば知るほど、コロナ禍の今、ぜひあやかりたい食べ物ですね。
「この泥があればこそ咲け蓮の花」という言葉がありますが、世界中の人々がコロナ禍で苦しむ現状は、まさに泥の中のようです。先を明るく見通すことができれば、どれだけの人が心救われるかと思います。
今年は色々と日常生活に変化が起こり、子どもたちも楽しむことが減ったり、戸惑うことが多かったりしたことでしょう。
そんな子どもたちの未来が、どんどん明るくなりますように!と願いを込め、今年のみえハウスの年賀状イラストは、縁起の良いおせち料理の食べ物にしました。もちろん、お花に切ったれんこんのイラストも描いてあります。
コロナ禍の世の中でも、先を明るく見よう!!またきれいな花は咲く!!と信じて、来年も前向きな気持ちで子どもたちに向き合います!