あっという間に2月も終わり3月がやって来ますねぇ。やっと暖かい季節になるのかなぁと思うと、ウキウキするスー先生です。

先日みえ先生がブログで、ひなまつりのことを書いていましたね。https://mie-house.net/nencyuugyouji/hinamaturi-donnamenu-tabemasuka.html

女の子がいるご家庭では、今の時期は「雛飾り」をされているでしょうか。最近はコンパクトに、おだいり様とおひな様だけを飾ることも多いようですね。

私が小さい頃は、家に七段の雛飾りを出していました。電気の消えた和室に、ぼんぼりだけが灯されている雛飾りを見て、子ども心になんだか怖かったのを思い出します…汗

雛飾りをすると一緒に「ひし餅」や「ひなあられ」などを飾りますよね。雛飾りを怖がっていた私ですが、ひなあられを食べるのは好きでした(笑)

この「ひし餅」と「ひなあられ」を飾る意味も、ちゃんとあるんですねぇ。

ひなまつりカラーってどんな色!?

ひし餅は上から桃色・白色・緑色の三色が重ねられています。その色には、雪の下から植物の新芽が芽吹き、桃の花を咲かせる姿を表していると言われています。

桃色は「魔除け」、白色は「清浄」「純潔」、緑色は「健やかな成長」の意味があり、厄除けや女の子の健やかな成長を願う食べ物がひし餅なんです。

また、ひし餅をは色を重ねる順番で春の情景を表現しているとも言われています。

下から緑・白・桃色のひし餅は、雪の下には新芽が芽吹き、桃の花が咲いている情景。下から白・緑・桃色のひし餅は、雪の中から新芽が芽吹き、桃の花が咲いている情景。

ひし餅の色の順番ってあまり意識して見ていないなぁ…と思いましたが、これらを知ることで、これから意識して見てしまいますね。

この3色は、ひなまつりにはピッタリの「ひなまつりカラー」ですが、さらに菜の花を表す黄色を加えて、より華やかにする場合もあるそうです。

東西の「ひなあられ」の違いは!?

「ひなあられ」は、昔ひな人形を持って山や海へ出かける風習があり、その時にごちそうと一緒に持って行ったのが、ひなあられでした。ひし餅を外で食べるために砕いて作ったという説もあるようです

ひなあられは、全国同じだと思っていたのですが、関西と関東では味も見た目もずいぶん違いがあるんです!!

関西は、醤油や塩などで味付けしていて甘くありません。餅から作った、いわゆる「あられ」です。関東は、米粒の大きさで甘い味です。ポン菓子を砂糖などで味付けしたものです。

私は関西人なので子どもの頃は、関西のひなあられを食べていました。醤油や塩味のあられと一緒にチョコレートでコーティングされたあられが入っているものがあり、それだけを選んで食べていた記憶があります(笑)

全部甘いあられだったらいいのに…と思っていましたが、関東は甘い味だったのですねぇ。ここ数年で、関西でも関東のひなあられを見るようになりましたね。

ひなまつりには、ひなあられや、ひし餅に触れたり食べたりするご家庭もあると思います。食べることも楽しみながら、それぞれの意味を子どもに伝えることも食育につながりますね。