こんにちは。みえハウスのスー先生です。2022年が始まりましたねぇ。

今年もコロナ禍のお正月となりましたが、「おせち料理」「お雑煮」などを食べて、新年のお祝いをされたご家庭も多いのではないでしょうか。

このような行事食に触れるだけでも、子どもにとっては食育につながりますね。

私もお正月には、おせち料理も、お雑煮も食べました!!この料理を食べると「お正月だなぁ~」と感じます。

以前みえ先生が、お雑煮についてブログを書いていましたが、偶然にも!私の家のお雑煮も「あん餅」を入れて食べるんです!

あん餅入りのお雑煮

私の父が香川県生まれで、お雑煮にあん餅を入れる習慣があり、私は小さい頃からあん餅のお雑煮しか食べたことがありませんでした。

なので、お雑煮にあん餅が入っているのが普通だと思っていたのです(笑)ちなみに、みえ先生のおうちでは白味噌仕立てのお汁に、あん餅が入っています。

香川県では、みえ先生のおうちのように、白味噌にあん餅を入れて食べられているのが一般的ですが、私の家では何故か、すまし汁でした。

江戸時代、温暖で雨の少ない気候の香川県では、殖産振興の一つとして、さとうきび栽培が奨励されていました。

讃岐地方の白砂糖は、色が白く口どけがよいことから、綿や塩と並び「讃岐三白(さぬきさんぱく)」として特産品の代表となっていたそうです。

当時、砂糖は貴重品で一般家庭では普段、口にすることができませんでしたが、明治時代頃から年に一度とっておきの砂糖を使った正月の特別な料理として、雑煮に取り入れるようになったのが「あん餅雑煮」の始まりと言われているんですって。

私も年に一度、お正月にあん餅入りの雑煮を食べるのが楽しみになっています。

関西と関東の違い

各地で色々なお雑煮が食べられているようですが、お餅の形やお汁の味付けも関西と関東では違いがあるんですね。

関西のお雑煮には、丸餅が多く使われています。丸い形が「円満」を意味する縁起物として考えられてきたと言われています。また、お餅は焼かずに煮たものを入れるのも特徴のようです。

そして、お雑煮の味付けは白味噌仕立てが多く、京都から各地に伝わったと言われています。

一方、関東のお雑煮には、四角い角餅が多く使われています。庶民の間で、お餅入りのお雑煮が食べられるようになったのは江戸時代。

この頃は関東の方に人口が集中し、一つずつ手でちぎって作る丸餅より、一度にたくさん作れる角餅を採用したからではないかと言われています。

味付けは、醤油仕立てのすまし汁が多く、鶏肉を入れるのが一般的なようです。

私の家のお雑煮は、香川県と関東地方が混ざり合ってる…ということになりますねぇ(笑)

地域だけでなく、各家庭の特徴がある「お雑煮」。ちょっぴりお正月は過ぎましたが、みえハウスに通っている子どもたちと、おうちのお雑煮の話をしてみるのも楽しい食育だなぁと思いました。