コロナ禍で迎えるお盆。子どもたちはどんなお盆を過ごしているのかなぁ…と思う、みえ先生です。
やはり、帰省は自粛されたのでしょうか…。子どもたちにとり、おじいちゃん、おばあちゃんのいる田舎へ帰る経験は、とても楽しみであり貴重だと思うのですが、今年は仕方ないかもしれませんね…。
今年、私のお盆も親戚での集まりもなくなり、特にリフレッシュする予定もないです(笑)
でも、早朝5時半には鳴きはじめるセミの声に夏の一日の始まりを感じます。そして、ラジオ体操はしませんが、あの「ラジオ体操の歌」の歌詞っていいよなぁ~といつも思います。「♪新しい朝が来た、♪希望の朝だ」という歌詞です。
コロナ禍の今は特に、新しい朝が来たことに感謝し、希望をもって一日のスタートを切りたいものです。
「きゅうり」と「なす」は何になるでしょう?
ところでお盆に、「きゅうり」と「なす」にようじなどを4本さして、「馬」や「牛」のように見せて飾ることをご家庭でされていますか?昔は目にすることが多かったと思いますが、現在は、目にすることが少なくなりました。
やはり、このようなお盆飾りも田舎へ帰省して、見ることがあるかもしれませんね。
お盆はご先祖さまが家に帰ってくる期間です。きゅうりは、馬のように見せて、ご先祖さまを馬に乗せて一刻も早くお迎えできるように…と飾ります。
なすは、牛のように見せて、ご先祖さまがあの世に帰る時は少しでも長くこの世にいてほしいので、牛に乗り、お供え物の荷物も載せて景色を楽しみながら、ゆっくり、のんびり帰って下さい…と飾ります。
子どもの頃、このようなお盆飾りの意味を知った時、日本昔ばなしのような感じで、きゅうりやなすに乗るご先祖さまの姿を想像して「そうなんやぁ~」と心に響いたことを覚えています。
年中行事を子どもに伝えよう!!
きゅうりとなすは、夏野菜なので旬の野菜としてお供え物として適していたそうです。また、お盆の時期に多く収穫されるので入手しやすいこともあったようですね。
そしてお盆が終わると、飾っていたきゅうりとなすはどうするのでしょう…?これはご先祖さまの乗り物でしたので、他のお供え物とは少し違う扱いをした方がいいそうです。
土に埋めたり、塩で清めて紙に包んで捨てたり、お焚き上げを行って処分するのがよいそうです。また、お盆飾りとして使用するきゅうりやなすの夏野菜は、今年度の豊作と作物への感謝の表れでもあると言われています。
そして、このお盆飾りはご先祖さまに対する感謝の気持ちと、自分たちもこれからたくましく生きていきます!という気持ちの表れもあるかと思います。
コロナ禍で迎えるお盆は感慨深くなりますね…。
お盆飾りの「きゅうり」と「なす」のお話は年中行事として、子どもにとても伝わりやすいお話です。
ぜひ、お子さんと迎えるお盆のひと時にお話してみてください。お子さんの年中行事や夏野菜への興味、関心が広がれば嬉しいです!