こんにちは。みえハウスのスー先生です。
今が旬の「アスパラガス」。茹でてマヨネーズをつけて食べたり、肉巻きにしたり、パスタやスープに入れても美味しく食べられますねぇ。
私は小さい頃、アスパラガスをよく食べていたのですが、そのアスパラガスは白色の「ホワイトアスパラガス」でした。それも缶詰の…笑
なので、アスパラガスといえば「白くて柔らかい」そして「缶詰」というイメージが強くありました。サラダに添えるか、そのままマヨネーズをつけて食べるか…くらいの食べ方しかしていないように思いますが…汗。
今の子どもたちは逆に、缶詰も含め「ホワイトアスパラガス」を知らないほうが多いのかなぁ…と思いますがどうでしょうか?
グリーンとホワイトの違いは?
アスパラガスには「グリーンアスパラガス」と「ホワイトアスパラガス」の2種類あります。この2種類の違いは、栽培方法が違うだけなんです。
グリーンアスパラガスは土の中から出てきた芽をそのままにして、日光に当てたまま栽培します。日光をたくさん浴びて光合成をさせて栽培するので緑色をしています。
ホワイトアスパラガスは、土の中で栽培されます。日光を当てないので葉緑素が作られず、白く成長します。そして、筍のように土の中から掘り出して収穫します。
ホワイトアスパラガスは、栽培に手間がかかるので価格が高く、痛みやすいため流通量が少ないので日常的には目にすることがほとんどありません。
ただ、海外では、ホワイトアスパラガスの方がメジャーで、ヨーロッパの方では、春を告げる野菜として愛されているそうです。
日本では北海道や長野県、佐賀県などがホワイトアスパラガスの産地として有名です。
最初はホワイトアスパラガスだった!?
今は、アスパラガスと言えばグリーンアスパラガスですが、大正時代から栽培が盛んになったアスパラガスはホワイトアスパラガスなんです。
もともと海外では、ホワイトアスパラガスが人気で、日持ちする缶詰が主流だったようです。
そこで、ホワイトアスパラガスの産地である北海道でホワイトアスパラガスを作り、缶詰にして海外に輸出したところ、品質の良さから欧米などで大人気になったそうです。
でも、1970年代になり、中国や台湾などでホワイトアスパラガスの缶詰が大量生産され、安く流通するようになり売れなくなってしまいました。
ホワイトアスパラガスは、もともと海外向けに作られていたんですねぇ。その後「緑黄色野菜」ブームになり、グリーンアスパラガスの栽培が盛んになったと言うことです。
私がアスパラガスと言えば「ホワイトアスパラガスの缶詰」のイメージが強いことがわかったように思います。そして、このブログを書いて久しぶりに缶詰のホワイトアスパラガスが食べたくなりました(笑)