こんにちは。みえハウスのスー先生です。
日中は「寒い」と言うよりは、日差しが心地よく感じる日も多いですが、朝夕は寒さを感じます。
寒さを感じ始めると、だんだんお鍋、おでんなどが食べたくなりますねぇ。
そして前回、白菜について書いたブログで白菜は、お鍋の具材に使われることが多い食材かなぁ~と言っていましたが、お鍋をすると他にも色々な食材を入れると思います。
野菜やお肉はもちろん入れると思いますが、「豆腐」はお鍋の時に入れますか?私の家では、水炊きや、すき焼きをした時には必ず豆腐を入れていました。
入れる豆腐は「絹こし豆腐」を使っていたので、お鍋の中でグツグツしすぎると型崩れをしていましたねぇ(笑)
「絹こし豆腐」と「木綿豆腐」の違い
私が小さい頃は豆腐は、お豆腐屋さんに買いに行っていましたが、今は様々な種類の豆腐がスーパーに並んでいますね。そして、消費者や使う用途に合わせて大きさも様々な豆腐を見かけます。
豆腐は、「絹こし豆腐」と「木綿豆腐」がありますよね。同じ豆腐ですが、見た目も食感も違うこの二つです。
絹こし豆腐は、きめ細かく口あたりがなめらかな食感に対して、木綿豆腐は、しっかりとした食感をしています。
絹こし豆腐は絹の布、木綿豆腐は木綿の布で作ったから、それぞれ「絹こし豆腐」「木綿豆腐」と言われていると思っている方もいるようですが、それぞれ作り方にも違いがあります。
絹こし豆腐は、豆乳に凝固剤(にがり)を加えて、そのまま固めて作ります。
木綿豆腐は、豆乳に凝固剤を加えて一度固めたものを崩してから、圧力を加えて水分を絞り再び固めて作ります。この時に豆腐を流し込む箱型には、ふきんが敷かれているそうで、木綿豆腐の表面がデコボコしているのは、その布目がついているからなんですって。
歴史的には、木綿豆腐のほうが古くからあり、絹こし豆腐は後から作られたそうです。
作り方が違うと「栄養価」も違う!?
豆腐と言えば良質なタンパク質が豊富で、ダイエット食として食べられることも多いですよね。でも絹こし豆腐と木綿豆腐とでは少し栄養価が変わってきます。
絹こし豆腐は、ビタミンB群やカリウムが木綿豆腐より多いと言われています。
その理由は、木綿豆腐は水分を絞って作られるので、ビタミンB群やカリウムなどの水溶性の栄養素が水分と一緒に流れ出てしまうからだそうです。
一方、木綿豆腐は水分を絞るため栄養分が圧縮され、タンパク質やカルシウム、鉄分が絹こし豆腐に比べると少し多く含まれています。
なので、豆腐を主原料としてタンパク質を補いたい場合は「木綿豆腐」。肉や魚などの主食にプラスしてタンパク質を補いたい場合は「絹こし豆腐」がいいそうです。
豆腐なら栄養も一緒!!と、いう訳ではないんですねぇ。
豆腐は柔らかく、消化吸収もいいので離乳食の時期から使われることが多い食べ物です。また、淡泊な味で色々な食材と合わせて調理することもできる万能な食べ物です。
そのまま、冷奴、サラダなどで食べるのは「絹こし豆腐」。炒めたり焼いたり調理して食べるのは「木綿豆腐」など、豆腐の種類によって食べ方を楽みながら、豆腐の違いを知ることも子どもの食育につながりますね。