突然ですが、みえハウスは神戸市灘区にあります。最寄りの駅は阪急王子公園駅。
そして、阪急王子公園駅の西改札口を出れば、すぐに王子動物園です!!
私の元職場(保育園)は王子動物園のすぐ近くにあり、恵まれた環境でした。遠足で行くより、日常の散歩で行くことがほとんどでした。
園内は案内地図がなくても迷うことなく、こどもたちと散策できました。
コロナの影響で休園していた時期もありましたが、子どもたちの大好きな動物園が再開して嬉しい限りです。
みえハウスの昼レッスン後、王子動物園へ行かれるプランでお越しくださる方もおられます。
楽しいレッスンの後は、楽しい王子動物園!!という、「楽しい」と「楽しい」が重なって、子どもにとり
「食」の思い出が、よりプラスに働くことと思います。
子どもの好き嫌いの理由がトラウマ!?
ここで、私がお伝えしたいのは、「楽しい」が膨らむプランを立てた方がいい…ということではなく、
子どもの好き嫌いの理由を考察した時、「トラウマ」も、子どもの好き嫌いの理由になる…ということです。
「ある食品を食べて体調を崩した経験」や「親や先生に無理やり食べさせられた経験」など、「食」を通して心がショックを受けた経験ですね…。
私の友人の幼少期のエピソードです。
友人は保育園の遠足で昼食に、みんなと一緒に食堂でカレーを食べました。
そのカレーが友人にとっては辛口で喉がヒリヒリし、すぐに自分の水を飲み干してしまいました。
保育士に水のおかわりが欲しいと伝え水を飲み、それでも喉の渇きはとれず、もう一度水のおかわりが欲しいと保育士に伝えました。
すると保育士は「お水、お水って、何回お水を飲むの!帰りのバスでおしっこに行きたくなっても知らないよ!」と怒ったそうです。
友人は勇気を振り絞って水のおかわりを伝えたのに、保育士に受け入れてもらえなかったことが、非常に悲しく心に残りました。
そして、この出来事以来、カレーが嫌いになったそうです。
この出来事は40年以上も前の出来事です。いまだに友人はカレーが嫌いです。
家庭で食べ物のトラウマを回避する3つの方法
このように、子どもの好き嫌いの理由が「トラウマ」ということは少なくありません。
まさにこのエピソードは、保育士の言葉で子どもの心が傷つき、心が受け付けなくなった食べ物の話だと思います。
また、ご家庭でも「食」を通して、子どもと関わる上で意識しておくことが大切です。
【家庭で「トラウマ」を回避する3つの方法】
1.「子どもが嫌いなものを無理やり食べさせない」
「せっかく工夫して料理を作ったのに…」と、つい感情的になってしまうこともあるでしょう。
でも、こんな気持ちや言葉が子どもの心に伝わり続けると大きなストレスになり、
子どもは自分が否定されていると受け止めてしいまいます。
2. お母さん、お父さんが見本になって、美味しそうに食べる姿を見せる。
子どもが信頼する両親のこのような姿は「食」への安心感が生まれます。
特に、子どもが食べ慣れていない食材への安心感は、食の幅が広がります。
3. 子どもが食べたら褒めてあげること!!
これは、必ず子どもの自信と喜びにつながります!!
そして、食事の楽しさにつながります。
どれもこれも、聞いてみると当たり前のように感じられるかもしれませんが、当たり前のことだから実践が難しい時もあるでしょう。
でも、子どもの将来のために、ぜひ意識して関わる大切なポイントだと思います。
また旬の食材をはじめ、いろいろな食材に触れることは、大切な「食育」ですものね。
子どもの好き嫌いの理由のひとつに「トラウマ」があるなんて、悲しい気持ちになりますね…。
「食事は楽しい!!」という気持ちが、子どもの心に育つように関わることは、本当に大切だと思います。