8月も最終週ですね…。ほんと月日の流れは早いなぁ…と思う、みえ先生です。

この夏、「そうめん」食べました? 私は、そうめんが大好きなのですが、なるべく控えるようにしています。やはり、年齢とともに代謝が悪くなりまして、糖質の高いそうめんを食べると、すぐに体重が増えるんですよねぇ…。

でも保育士時代、夏の昼食がそうめんの時、嬉しかったです。7月7日の行事食は「七夕そうめん」です!!

7月7日の七夕にそうめんを食べると、1年間病気にならないともいわれています。これには、いろんな説があります。

そのひとつの説…そうめんは寒い冬に作られます。市場に出回るのは、梅雨明けから夏にかけてです。そうめんは作られてから出回るまでの間、冬を越して熟成します。そうすると、コシや風味がよくなり、この現象のことを「厄(やく)」と呼んでるそうです。

そこから、そうめんは「厄」が終わっている食べ物だから厄(病気)にならないと言われているそうです。ほんと、ステキな説!

そんな万人受けしそうな、そうめんですが、子どもにとっては味が単調に感じるのか、あっさりしすぎるのか、あまりすすまない姿も見られました。

子どもの食べる意欲のきっかけは作りは!?

今では、そうめんのアレンジレシピはたくさんありますよね。工夫することで子どもも食べやすくなったのではないでしょうか。

江戸時代初期、そうめんは食べるのにひと苦労だったんです。なぜだと思いますか?

それは、そうめんの長さが2メートルもあったんですって!その様子は、昔の絵にも描かれています。

そうめんは、1200年という長い歴史をもつ、日本古来より食べられてきた伝統的なたべものだそうです。その歴史を子どもに伝えるのは、少し難しく感じます。

でも、「昔そうめんは、2メートルもあったんだって!長かったから食べにくかったんだよぉ~。」とか「冬の寒さに負けずに作られた、そうめんを食べると元気になるんだって!」いう表現なら、子どものそうめんへの興味、関心はふくらんでいくと思います。

アレンジレシピだけでなく雑学や由来を知ることが、子どもの食べる意欲のきっかけになるんですよ!

栄養バランスを意識しましょう!

歴史を経て、現在は20センチほどの食べやすい長さになったそうめんです。ちなみに機械で作るそうめんはの太さは、1.3ミリより細くしなければならないという決まりがあるんですって。

また、手延べそうめんの作り方(小麦粉と塩と水をよくこねた後、油をぬって少しずづ細く長く引き延ばし、竿にかけて干して作る)の技術は中国から伝わったそうです。

夏に手軽に食べられるそうめんですが、つゆだけで食べると、子どもはすすまなかったり、栄養バランスが保てなかったりします。

炭水化物が栄養の大半なので、エネルギーの補給源としては十分です。他の栄養素を補えるようにミネラルやビタミンを摂取できる野菜類を一緒に食べたり、野菜たっぷりのそうめんチャンプルーにアレンジしてみたり、工夫してそうめんを美味しくいただけたらいいですね。

まだまだ、残暑は厳しいですが、バランスの良い食事を意識して、そうめんの病気にならない説にあやかりたいものですね!!