秋の味覚のひとつといえば栗!そして、その一品が「栗ご飯」ですね!

でも、「栗ご飯」と聞くと、ちょっぴり残念な思い出がよみがえる、みえ先生です。

あれは中学生の時、母がお弁当に栗ご飯を入れてくれたんです!その日は、いつも以上にお弁当の時間が待ち遠しかったのを覚えています。

いよいよお弁当の時間、ウキウキしてお弁当のふたを開け、迷わず栗ご飯から食べようとしました。

「ん!?」何かおかしいのです…栗ご飯の状態が…。栗が糸を引いているんですよ、ネバネバ~っと。

「こ、これは、く、くさっている…」と変わり果てた栗ご飯の状態を把握したのでした。もうね…泣きそうになりました。

そして、この現状を周りの友だちに覚られないように、さりげな~くお弁当のふたを閉め、私は栗ご飯とサヨナラしたのでした。

栗ご飯は傷みやすい

朝炊いた栗ご飯であれば、傷むことはなかったでしょう。でも私のお弁当の栗ご飯は、昨晩炊いたものでした。

母曰く涼しい気候だったので常温保存した…とのことでした。

栗ご飯の常温保存は、だいたい4時間程度と言われています。あちゃぁ~、意外と短いんですね…。

また、炊飯器での保温保存は、栗の風味を損なうばかりか、傷みの原因になるそうです。栗から水分が出て時間とともに菌が繁殖するからです。(炊き込みご飯も具材から水分が出るので同じです)

そして、冷蔵庫に保存しても1日が限度と言われています。2~3日大丈夫という場合もあるそうですが、食べられたとしても、ご飯がパサパサで美味しくない…という人もいます。

美味しい栗ご飯を食べましょう!

栗ご飯は傷みやすい…ということを身をもって体験した私です。では、ベストな保存方法やお弁当に入れる方法を調べてみますと…。

『炊いた栗ご飯は、粗熱が取れたら空気に触れないようラップで包むか保存容器に入れてふたをする。そして、冷蔵庫へ入れる。お弁当に入れる場合は、翌朝電子レンジで加熱してから弁当箱に入れる。粗熱が取れたらふたをする。』という保存方法です。

しかし、保存しても日持ちがしない…ということを忘れず、美味しいうちにいただきたいですね。

また、栗ご飯は、冷凍なら1ヶ月程度保存が可能です。小分けにしてラップでピッタリ包み保存袋に入れます。空気がなるべく入らないようにするのがポイントだそうです。

でも、冷凍保存すると栗が少し柔らかくなり、食感が変わります。それが嫌な場合は、下ごしらえした栗だけを冷凍しておき、その冷凍した栗をそのまま炊飯器に入れ、栗ご飯を作る方法があります。これならその都度、美味しい炊き立ての栗ご飯が出来上がりますね。

ついつい、たくさん作りたくなる栗ご飯ですが、このように工夫して食べる分だけ作るのがベストかもしれませんね。

栗の旬は9月~10月、栗ご飯が楽しめる期間も短いんですね…。でも、せっかくの秋の味覚!!美味しい栗ご飯をぜひ、お子さんと一緒に味わってください!!

そしてお弁当に入れる時は、私のように残念な栗ご飯にならないように、くれぐれも気をつけてくださ~~い。