「私、駄菓子が大好きなんです!」と言う、スー先生。 岡山県にある「日本一のだがし売り場」に行きたくてしょうがないようです(笑)

そんなスー先生の話を聞いていると、「私も駄菓子屋さんによく行ったなぁ~」と懐かしくなる、みえ先生です。

友だちとおこづかいを握りしめ、ワクワク買いに行った楽しい思い出もありますが、とても嫌だった思い出の方が強く残っています…。

小学1年生の時でしょうか…家から一番近い駄菓子屋さんに一人で買いに行くことがありました。その駄菓子屋のおばさんは、冷たい対応をする人でした。

私は、ハキハキと物を言える子どもではありませんでした。駄菓子を選ぶ時も、いつも迷って時間がかかっていました。そんな私の姿に、おばさんは笑顔もなく、いつも面倒くさそうにしていました。

子どもにイライラする、おばさんが言ったこと。

この日も私は一人で駄菓子を買いに行きました。後から小学6年生ぐらいの男の子も駄菓子を買いにやって来ました。

すると、おばさんはその男の子に「この子(私のこと)いつも物言わへんねん!選ぶのにも時間かかるしな、ほんまアホかいなっ!」と言ったのです。

とても私にイライラしていたようでした…。

おばさんに、そう言われた男の子は「へぇーーこの子、アホなん。」と呆れたような顔をして私を見ました。

私は感受性の強い子どもだったので、その時のおばさんや男の子の表情、口調、そして周りの光景を今でもよく覚えています。もう、おばさんの言葉にビックリして涙も出ませんでした。

とにかくショックだったのでしょう…この後のことは、あまり覚えてないのです。家に帰って、この出来事を母に伝えたと思いますが、その辺もよく覚えていません…。

そして数日後、その駄菓子屋さんに母は私と一緒に行ったのでした。

子どもが理不尽に感じる、おばさんの対応。

おばさんは、私の母を見ると別人になりました。猫なで声で対応し「お嬢ちゃ~ん、お嬢ちゃ~ん」と私を呼びました。これまたビックリしました!

家に帰って「今日のおばちゃんは、全然ちがう…」という私の言葉に、母は裏表のあるおばさんの人柄を察したようでした。そして、おばさんの見たこともない笑顔を最後に、もうその駄菓子屋さんに行くことはありませんでした。

そりぁ~あんな猫なで声、わざとらしいですよ!(笑) やはり、おばさんの形だけの対応では隠せないものがあるのでしょうね…。

相手が子どもだけだと、言いたい放題だったんですね…。今、思い出してもムカッとします。!!

そして思うのが、みえハウスの空間はこの駄菓子屋さんの空間と同じなのです。大人(先生)と子どもだけの空間になるからです。

私を信じて、お母さんは大切なお子さんを預けて下さいます。本当にありがたい気持でいっぱいになります。

自分の例になりますが、内気な子どもに「物言わへん!アホかいなっ!」なんて言語道断です。子どもの個性に対して、おばさんのイライラする感情をぶつけるのは、あまりにも理不尽ですよね…。

この思い出を振り返り、私は子どもの個性を認め、誠実に向き合うことは譲れない!!と思うのでした。

そして、駄菓子屋さんはいつの時代になっても、子どもにとってワクワク楽しめる空間であってほしいと願います。

私も駄菓子屋さんがトラウマにならないように、スー先生に付き合い(笑) いつか岡山県の「日本一のだがし売り場」へ行き、楽しい思い出を作って来ようと思います!!