6月に入りました。年が明けてほぼコロナ一色でしたが、もう半年が経つのですね…早いですねぇ…。
梅雨入りも、もうすぐですよね…。この季節になると連想するものは、てるてる坊主にあじさいそして、かたつむり…。もう職業病ですね…(笑)
私は絵はあまり得意ではないのですが、てるてる坊主、あじさい、かたつむりの製作となれば得意な方かもしれません!でも、私が幼稚園年中の6月のことです。私が得意な製作ではなく “自分が歯を磨いている絵を描きましょう” ということになりました。6月は保育のテーマが豊富です。(笑)
私なりに一生懸命描いたと思います。自分の上半身の服の色をオレンジと白を混ぜた感じにしてクレパスで塗りました。なぜ、こんなに覚えているかというと
出来上がった絵は上半身裸で歯を磨いているような絵になったからです。何を思ってオレンジと白を混ぜたのでしょうか…(笑)
“あちゃぁ~” と思った自分の気持ちとセットでよ~く覚えています。(笑)
突然ではなく先生はタイミングを見ていた!?
次は私が幼稚園年長の6月の時のことです。父の日のプレゼント製作をしました。本当に6月は保育のテーマが豊富ですね(笑) “紙粘土でお父さんにプレゼントを作りましょう” ということになりました。私の得意な製作です!
私はお父さんにトレーえんぴつ入れを作りました。紙粘土を長方形のトレーにして真ん中を仕切り、右側は短いえんぴつ用にして上に消しゴムを置くスペースを作りました。なぜ、こんなに覚えているかというと、このトレーえんぴつ入れを見たkちゃんが私に暴言を吐いたのです!!
「こんなヘンなプレゼントお父さん喜ばへんわ!!」的なことをガンガン言われたと思います。私は黙って下を向いていました…。すると突然担任の先生が現れkちゃんにブチギレました。
気がつけばkちゃんは大泣きしながら「ごめんね…ごめんね…」と私に謝っていました。日々、私に強く出ることが多かったkちゃんですが、これを境にとてもkちゃんは優しくなり、仲良しになったきっかけでもありました。
子どもが気づけるタイミングとは!?
kちゃんが暴言を吐き、先生がブチギレる…という表現はふさわしくなかったかもしれませんが、これは本当にドラマのような出来事だったのです。そして、先生の気持ちはkちゃんにしっかりと伝わったと感じました。
先生は「人が一生懸命に作った物に言う言葉ではない」ということをビシッと言っていました。先生がどこで聞いていたか分からなかったので、私もびっくりした展開でした。クラスの子どもたちを日々見守る担任の先生は、一人ひとりの個性を把握しkちゃんにとって、このタイミングを待っていたのかもしれない…と当時を振り返り思うのです。
それは先生に叱られたから、kちゃんは私と仲良くなったのではなく、kちゃんは「本当に嫌なことを言った…」ということに気づき改心したから、私との友だち関係が生まれたのだと思います。そして、そこに導いた先生はすごいなぁ…と思います。
卒園後、kちゃんと私は別々の小学校へ就学しました。でもkちゃんは道で会うと、必ず私を呼んで笑顔で手を振ってくれました。
kちゃんと私との関係をタイミングを見て繋ぎなおしてくれた先生のおかげで、私の幼稚園時代6月の微笑ましい思い出のひとつになりました。先生、kちゃん!素敵な思い出をありがとうございました。