こんにちは、みえハウスのみえ先生です!

私は保育士でしたので保育園に勤めていた頃から、子どもたちと年中行事に触れてきました。

もちろん、みえハウスでも大切にしていきたい年中行事です。日本の年中行事と、それにまつわる伝統料理と言えば…お正月には、おせち料理。

そして、節分には恵方巻。ひな祭りには、ちらし寿司。子どもの日には、かしわ餅やちまき。七夕には、そうめん。十五夜には、お団子。七五三には、千歳飴。冬至には、かぼちゃ。年末には、年越しそば…。などなど、知れば知るほど、語りつくせないほどの意味があります。

今年もあっという間に、年越しそばに近づいているのですね…(笑) 

そして、11月になりました。11月と言えば七五三。今回は七五三の千歳飴についての意味を、子どもに伝わりやすい表現で書いてみます!

七五三の千歳飴にはね…

「子どもが無事に育って長生きしてほしい」という願いがこめられているんだよ。千歳飴を入れる袋には、昔から2つの生き物の絵が描かれてきました。さて、なんでしょう?

それは、「ツル」と「カメ」です。ツルとカメは、長生きと健康のシンボル(しるし、マークみたいなもの)だからです!また、お祝いや長生きの意味がある「寿(ことぶき)」という字が書かれている袋もあり「縁起の良い絵や字」が描かれているんだね。

「縁起が良い」とは、「良いことが起こる」ということ。そしてね…子どもが喜ぶように、人気のキャラクターの絵も多くなってきているんだって。(鬼滅もあるのかな!?)

昔ながらの千歳飴の作り方は、水あめを煮つめて、何回も引き伸ばしながら、棒状に細長くしていくんだよ。子どもの長生きを願ってね、細長い形にして、あめのように粘り強くなぁれ!…という願いもこめられているの。また、あめは縁起の良い紅白(赤と白)の色をしているんだよ。

七五三は子どもが元気に大きくなって嬉しいなぁ~とお祝いして、これからも元気に長生きしてね!と千歳(1000年)という名前のついた千歳飴が配られるんだよ! という風に伝えれば、子どもはわかりやすいと思います。

ところで、子どもは千歳飴1本、食べ切っていますか?

千歳飴の直径は約15mm以内、長さは1m以内と決められていますが、やっぱり長いですよね。また、節分の豆と同じように年の数だけ千歳飴を袋に入れると良いと言われています。

そして、千歳飴は縁起物なので、切ったり、折ったりして食べない方が良いと言われています。でも、これは子どもにとって、食べづらいですよね…。また、喉を突いたら大変です。

千歳飴を叩いて砕き、小さくする方法もありますが、砕くと破片がたくさん出るので子どもが口の中を切らないか心配です。

子どもが千歳飴を1本食べ切るのは、難しいかもしれませんね。…。縁起物だから一口でも…と慎重に切って食べさせるお母さんもおられます。

でも、お子さんがキャンディーデビューしていない場合もありますし、縁起物を捨てるわけにもいかないし…と千歳飴に悩むお母さんは多いのです。

そこでナイスアイディア!!千歳飴を砂糖として、煮物に使うお母さんがいるんですよ! 砂糖を使う時より、コクが出て美味しい!という声もあります。ほんと、すごくいいアイディアですよね! また、検索すると千歳飴リメイクレシピがたくさんあります。(なるほど!と私も勉強になりました。)

千歳飴は縁起物だからこそ、「神さまから頂いたものを、みんなで食べようね!」と煮物やおやつにリメイクする方法はとてもステキです。

また、七五三を迎えたお子さんと、煮物やおやつを一緒に作るきっかけになれば、子どもの成長をちがう角度から見ることができるかもしれませんね。

みえハウスでは、年中行事の伝統料理の意味をわかりやすく子どもに伝えています。そして、工夫して楽しいクッキングにつなげ、伝統料理に触れる経験を大切にしていきます。