子どもたちの夏休みも、もう後半ですねぇ…。 通常みえハウスのレッスン対象年齢は4歳(年中)~8歳(小2)なのですが、「お兄ちゃん、お姉ちゃんもレッスンに参加したい!!」「年少組ですが、レッスン可能ですか?」という声にお応えして、夏休みは子どもの対象年齢を3歳(年少)~12歳(小6)に拡大しました。
また、夏休みにチャレンジできる機会が拡大できればと思いました。そして、夏休み楽しく食べて、心も身体も元気に過ごせますように…という願いもあります。
そしてこの夏休み、体験レッスンの申し込みが多かった年齢は、3歳のお子さんでした!! 3歳の夏、初めての習い事体験として、みえハウスを選んで下さる方もおられました。
お母さんと離れる時に泣くお子さんもいましたが、私たちの強みは元保育士!! 楽しく気持ちを切り替えられるように関わり、どのお子さんも機嫌よくレッスンを楽しむことができました。
なぜ3歳児が多かったのでしょうか?
子どもが料理に興味、関心を持ち始めるのが3歳からだといわれています。ままごとあそびにも夢中になる年齢です。
興味、関心が芽生えた時に、体験する機会があると子どもを大きく伸ばしていくチャンスになります。3歳の体験レッスンの申し込みで「料理に興味があるようで」とか「作ることが好きなんです」とお母さんは言われました。
お子さんにとって良いタイミングで体験レッスンができたことが、良かったなぁ~と思います。通常みえハウスのレッスンは4歳(年中)~ですが、それは料理に興味、関心を持ち始める年齢は5歳がピークといわれているからです。
5歳くらいの子どもは、一番お母さんのマネをしたい年頃だからでしょうね。そして8歳くらいから、だんだんと興味、関心が薄れていくといわれており、少し残念に思います。
とはいえ、個人差はあると思います。4年生や6年生の子どもたちもイキイキとクッキングを楽しんでいました。
ですので、子どもが料理に興味、関心を持った時に、それを体験することで「自分の好きなこと」として、年齢を重ねても気持ちが維持していけばステキだなぁ…と思います。
子どもは大きくなると食や調理に関心がなくなっていきます
子どもたちの食への関心調査を見てみると、食に関心がある小学生は61%、中学生は45%、高校生は31%なんです。
参考図書:『今日からはじめる! 子どものための食育&エコクッキング 』著者、東京ガス「食」情報センター他/近代映画社
そして、調理に関心がある小学生は77%、中学生は52%、高校生は43%です。そして、調理実習が好きな小学生は92%、中学生は81%、高校生は73%なんです。
やはり、年齢を重ねると食や調理に関心がなくなっています。でも、調理実習は人気がありますね!でも、この調査は2002年作成のものです。
そう…コロナのなかった時代です。今は仕方ないとはいえ、調理実習そして、保育園でもクッキング保育はなくなったと聞きます。子どもたちの楽しみのひとつがなくなり、本当に残念です。
子どもは料理を作り上げることで達成感を得ます。「おいしい」と言われることで自己肯定感が育まれ自信につながります。また、自分で料理が作れるようになると食べ物を大切にする気持ちが芽生え、苦手なものでも食べられるようになります。
食や調理を通して、得られることはたくさんあります。でも、子どもたちの好きな調理実習はなくなり、年齢を重ねるにつれて、食や調理への関心が薄れる傾向があるのなら、
「幼少期に芽生える食への興味、関心を大切にしないといけない!!」
と、この夏、改めて思いました。