9月になりましたね。季節は秋になりましたが日中は、まだまだ残暑が厳しく秋の気配を感じることは難しい毎日です。
そして、まだまだ冷たいものが欲しくなる気候で、喉ごしのよいものが食べやすくて欲しくなりますね。
皆さんは「ところてん」ってよく食べますか?
「ところてん」って聞くと、おやつ?おかず?のどちらを思い浮かべますか?
私が保育士時代に勤めていた保育園では、3時のおやつに三杯酢のところてんが、出ていた時がありました。
やはり好きな子どもと苦手な子どもに分かれていましたが…。
なので、ところてんがおやつの日には、子どもが食べないぶん大人がたくさん食べていた記憶があります。(笑)
あの風味、食感、食べた経験がない…などなど理由は様々だと思います。そして、子どもに限らず大人でも苦手な人はいると思います。
そんな食べ方あったんだ!!
先日のみえハウスのレッスンで子どもたちと「フルーツところてん」という名の、ところてんを使ったデザートを作りました!!(みえハウスのインスタにアップしていますので、ぜひそちらも見て下さい!)
みえ先生が「ところてんをデザートにしよう!」と考えたのですが、私は正直「えっ!?ところてんをデザートにする!?」と思いました(笑)
たしかに、ところてんは黒みつでも食べられるので、デザートにならないことはないのですが、私は小さい頃からところてんは三杯酢で食べていたので、デザートとして食べる概念がありませんでした(汗)
そして、「デザートにする」となると、「寒天」のほうが使われているイメージがありました。
この「ところてん」と「寒天」は、両方とも「天草」という海藻を原料として作られています。なので “同じもの” なのです。
ただ、製法が違うだけで大きく分けると、まずところてんを作ってから寒天になるそうです。
「ところてん」は天草を煮て、絞った煮汁を冷やすと、ところてんができます。
一方「寒天」は天草に他の海藻を加え、煮て煮汁を冷やし、寒天にするためのころてんを作ります。そして、それを凍らせて乾燥させると寒天ができます。
ところてんには海のミネラルがたくさん含まれていますが、寒天には全く含まれていません。だから、ところてんは食べると磯の風味がするんですね。
先ほど書いたように、その風味が苦手な人も多いようです。でも、寒天はほとんど匂いがないので料理やお菓子に使われやすいようです。
「ところてん」と「寒天」の違いがわかったところで話をもどします。
「フルーツところてん」には、当然フルーツが入っています! 今回はフルーツ缶を使いました。
そう!材料は、ところてんとフルーツ缶だけ!なんです。(なんて簡単!!)
またまた私は「えっ!これだけの材料で?ところてんをデザートで食べられる??」と思いました。(笑)
ところてんには磯の風味があるので、その味がフルーツ缶のシロップより勝ってしまうのではないだろうか?
また、保育士時代にところてんを食べる子どもたちの姿を見たり、今の子どもたちはところてんを食べる経験はどのくらいしているのだろう?と思ったりしたからです。
ところが、ところてん160gにフルーツ缶(190g)×3缶(みえ先生の考えた配合!)を混ぜ合わせ食べてみると、美味しくて食べやすくてビックリでした!ところてんの磯の風味は全く気にせずに食べられます。
もちろん!レッスンで作った子どもたちも「おいしぃ~!」と、大きな口でペロリ!と食べていました!
小さい頃からの経験って大切ですね。
大人になってから初めて出会った(笑)ところてんの食べ方。正直、私は目からうろこでした。
それほど小さい頃から「ところてん」=「三杯酢」でしか食べた経験がなく、おかずっぽく食べるのが「ところてん」だと自分で思い込んでいたのです。
レッスンの時に、フルーツところてんをおいしそうに食べている子どもたちの姿を見た時に、小さい頃から様々な味や調理の仕方に出会って食べられることは幸せだなぁ~、やっぱり経験は大切だなぁ~と改めて思いました。
ちなみに、ところてんは生後7~8ヶ月頃の離乳食中期から食べても大丈夫んですよ。
ただ、市販のところてんは1本が20~30㎝ほどあり、口の中(体温)では溶けないのでそのまま食べさせると喉に詰まる危険があるので1㎝以下に刻んであげてくださいね。
また、ところてんは便秘予防・解消・整腸、夏バテ予防、水分補給、免疫力の向上などなどの効能があり、暑さで脱水症状が気になる季節にぴったりの食べ物なんです。
そして大人にとっては気になる、カロリーもほとんどないのでダイエット食としてもいいんです!(食べすぎると、お腹をこわしてしまいますのでほどほどに。)
もうしばらく暑い日は続きそうですね…。そんな暑い日は、ツルっと喉ごしよく食べられる「ところてん」。
ぜひ、お子さんと一緒に「フルーツところてん」を作ってみませんか? 私のおススメです!!