こんにちは。みえハウスのスー先生です。6月なのに、もう夏を感じる暑さの日もありますねぇ…汗。

暑くなると、そうめん、ひやむぎなど、喉越しのいい物が食べたくなります。そして、薬味をたっぷり入れて食べたい派です(笑)これは私だけでなく、みえ先生も同じです(笑)

最近、みえ先生と食事を食べる時に登場回数が多くなっている野菜があります。それは「みょうが」です!!薬味的なものが好きな私たちは「みょうが」も大好き!!

みょうがは、薬味のイメージがありますが、サラダやパスタに入れても美味しく食べられますね。でも、「みょうがを食べると物覚えが悪くなる…」と、言われていますよねぇ…。

それでなのか最近、みえ先生と私の会話は「あのぉ~ほら、あれ。」「なんだったっけ?」「あれが、その~あれして。」と言うことが多くなり、「これは、みょうがの食べ過ぎかなぁ~。笑」なんて、2人で冗談言って笑っています。

「物覚えが悪くなる…」と言われる理由

その昔、お釈迦様に周利槃特(しゅりはんどく=チューラパンタカ)と言うお弟子さんがいました。

とても物覚えが悪く自分の名前まで忘れてしまう程でした。そのため自分の名前を書いた名札をかけていましたが、それさえも忘れてしまうほどでした。

実は、チューラパンタカの忘れんぼうにはちゃんと訳がありました。チューラパンタカは前世では、一度聞いたら忘れないほどの、かしこいお坊さんでした。

それで、お経の覚えられない他の弟子たちをバカにして笑ってしまい、その報いを受けて、いくら覚えようとしてもすぐに忘れてしまうのです。

そんなチューラパンタカに、お釈迦様は一枚の布を渡し「塵をはらう」「垢をおとす」と言いながら掃除をするよう伝えました。それから、くる日もくる日も、何年も、その言葉を唱えながら掃除に励みました。

お釈迦様を素直に信じて、おこなってついに、チューラパンタカは悟りをひらくことができたのでした。

そのチューラパンタカが亡くなって、お墓のまわりに草が生えました。

名札を背中に背負っていたチューラパンタカにちなんで名前を「荷(にな)う」と言うことで、その草に「茗荷(みょうが)」と名付けられたそうです。

それが今日まで言い伝えられ、「みょうがを食べると物覚えが悪くなる」と言われています。

みょうがの葉っぱも!?

みょうがの旬は6月~10月。収穫時期によって「夏みょうが」や「秋みょうが」と呼ばれています。

私たちが食べるのは実の部分ですが、みょうがの葉も、押し寿司や饅頭を包んだりして使われているそうです。(みょうがの葉は、食べ物が痛むのを防止する効果があるんですって。)

岐阜県では、そら豆の餡を小麦粉で作った生地で包み、みょうがの葉で巻いて蒸した「みょうがぼち」という素朴なお菓子があるそうで、みょうがの葉の香りがほのかに漂い、現地では夏の風物詩として親しまれているそうです。

みょうがが旬の時期に作られる期間限定のお菓子で、そら豆も、みょうがも好きな私にとっては、とても気になる食べてみたいお菓子です!!

まだまだみょうがの美味しい季節は続きます。子どもは食べにくい野菜だと思いますが、「みょうが」という野菜があることを知るだけでも知識として広がりますね。