神戸大丸7Fに栗原はるみさんプロデュースのカフェ「ゆとりの空間」があります。
ランチやデザートはもちろん美味しいのですが、このカフェは子連れランチが楽しめる子育て中のお母さんにとても優しいカフェなのです‼
体に優しい野菜のメニューが揃い、こども用のメニュー、とり皿、キッズチェアが用意されており、こども歓迎度はかなり高いです。バギーや抱っこ紐でお子さんと来店したお母さんは「ゆとりの空間」で癒されていました。
日々、子育てに奮闘しているお母さんが、癒される空間は本当に大切だと思います。
お母さんが美味しそうにランチやデザートを食べる姿は、お子さんにも心地よく映る姿でしょう。そんなほっこりする空間で、私は元同僚保育士と“いちじくのミニパフェ”をいただきました。
大人の好き嫌いは子どもに連鎖してしまう…。
いちじくは、まさに旬の果物‼ 旬の美味しさを味わいました。
そして、元同僚に「保育園でいちじくは食べた?」と尋ねました。すると、もう食べたとのこと…さすが!食育に力を入れている保育園!(←私の元職場)旬の食材は逃しません!
こどもはどんな様子で食べたのか聞きました。すると、元同僚の0歳児クラスのこどもたちは、よく食べたそうです。特によく食べたこどもは、家庭でもいちじくを食べた経験があったそうです。
好き嫌いなく何でも食べられるようになるポイントは、小さい時から何でも食べる経験を重ねていくことです。いたってシンプルです。
いちじくは、クラスの年齢が高くなるにつれ苦戦する子が多かったと…。これが、見た目や感触で食べられない…という食べず嫌いであるのなら、とても残念です。
このように、いちじくで苦戦するこどもがいることは保育士も栄養士も想定内です。正直、いちじくの好みは大人でも分かれます。苦手な家庭では食卓に出てくることはないでしょう。
その一口で世界は広がる‼
なぜ、いちじくを保育園のデザートに出すのか?それは…旬の食材であることはもちろん、いちじくを一口でも食べる経験をこどもにしてほしいからです。
一口食べてみたら美味しかった!というこどもの姿は、沢山見てきました。私は食べず嫌いほど、もったいないことはないと思います。
まさに食べず嫌い克服の話です。しかも大人です…。
保育園でところてんのおやつが出た時、勉強に来ていた実習生が私に言いました。「今日、生まれて初めてところてんを食べました。」と…。私はびっくりです。
実習生は、食べた経験がないのでどうしょう…とドキドキ…。でも、こどもと一緒に食べる手前、食べないわけにはいかない…勇気を出して一口食べたら美味しかった‼と笑顔でした。夏にところてんに触れた経験はなかったそうです。
いちじく、ところてんのように好みが分かれる食べ物は確かにあります。
しかし、こどもはきっと食べないだろう…という大人の思い込みは捨てましょう!
こどもが食べず嫌いにならないように、一口でも食べる経験をすること、こどもが旬の食材に触れること、そんな環境作りを心掛けたいですね。