やっと朝夕は少し過ごしやすくなり、夜聞こえてくる虫の鳴き声に秋を感じるスー先生です。

突然ですが、みなさんは「牛乳」と「豆乳」どちらが好きですか?

お子さんのいる家庭では「牛乳」の人気が高そうですね。(牛乳が嫌いという、お子さんはいるかと思いますが…)

私は牛乳と豆乳なら、「豆乳」が好きです。

牛乳は嫌いではありませんが、後味に少々抵抗を感じてしまいます。

と言いながら、保育士時代には朝(乳児のみ)と3時のおやつには、毎日のように牛乳を子どもと一緒に飲んでいました。

今もそうだと思いますが、小学校では給食の時間に必ず牛乳を飲んでいました。なので牛乳の摂取歴はとても長いです。(笑)

正直、「食事と牛乳」という組み合わせが辛い…と思うことはありました。保育士時代は、おにぎりのおやつに牛乳…という献立もなかなかでしたねぇ…汗(子どもたちにとっては栄養を考えられた献立ですが)

逆に、小さい頃に豆乳を飲むほうが抵抗があったのかもしれません。「豆腐の飲み物?!」みたいで…。

牛乳と豆乳の違いは?

「牛乳」と「豆乳」ともに、たんぱく質が豊富で体に良い飲み物です。大きな違いは、牛乳が「動物性たんぱく質」なのに対して豆乳は「植物性たんぱく質」であることです。

牛乳は4種類に分類されています。

①成分無調整牛乳:牛乳の製造工程で成分を調整していないもの。牛乳パックに種類別「牛乳」と表示があるものは、すべて成分無調整です。

②成分調整牛乳:生乳から水分、乳脂肪分、無脂乳固形分などの一部を除去し、成分を調整したもの。

③低脂肪牛乳:生乳から乳脂肪分を除去し、乳脂肪分を0.5%以上1.5%以下にしたもの。

④無脂肪牛乳:生乳からほとんどの乳脂肪分を取り除いて0.5%未満にしたもの。

低脂肪牛乳も無脂肪牛乳も、エネルギーを除き、他の成分は牛乳と変りません。

豆乳は3種類に分類されています。

①無調整豆乳:大豆の固形分が8%以上のものをいい、大豆の栄養素を一番含んでいます。

②調整豆乳:無調整豆乳に比べて砂糖や添加物などが含まれています。その分、無調整豆乳よりも飲みやすいと感じることが多いです。

③豆乳飲料:調整豆乳と同じです。

こうして見ただけでも色々な種類の牛乳や豆乳がありますね。

100mlあたりのカルシウムは、牛乳:110㎎  豆乳:15㎎ となっています。カルシウムは、やはり牛乳のほうがとても豊富ですねぇ。

このカルシウム量をみると保育園のおやつや、小学校の給食の献立で出てくることは納得がいくように思います。

骨粗しょう症の予防にもなるので、成長期の子どもたちにもおススメですね。

豆乳は鉄分が豊富で、100mlあたり1.2㎎に対して、牛乳は0.02㎎になっています。なので、貧血になりやすい人は豆乳がおススメです。

牛乳と豆乳には、それぞれ期待できる効果があるのです!!

牛乳には、「イライラを鎮める」「質のよい睡眠をとれる」「風邪予防」「筋力アップ」など。

豆乳には、「肌に弾力を与える」「肌の新陳代謝をよくする」「集中力アップ」「更年期対策」など。

また、一日のトータルカロリーを抑えたい場合は豆乳や無脂肪牛乳がよいようです。(食事の摂取カロリーが多いとあまり意味がないかもしれませんね…笑)

子どもにも大人にも嬉しい効果が期待できる牛乳と豆乳。ただ飲むだけでなく、それぞれの効果を意識しながら飲んでみるのもいいですね!

とはいえ、アレルギーがあったり、もともと苦手で飲めなかったり、飲んだ経験がなかったり…などなどあると思います。

牛乳も豆乳も、そのまま飲むには抵抗を感じても、スープにしてみたりデザートに使ってみたりと、材料のひとつとして取り入れると、飲みやすく(摂取しやすく)なります!

実際に、みえハウスのレッスンでも牛乳で「ミルクスープ」を作ったことがありますが、牛乳が苦手な子どもも飲んでいました!!

そして、牛乳も豆乳も離乳食初期から使えますが、どちらも必ず加熱し少量から始めてくださいね。

豆乳は、たんぱく質の分子が大きいため、赤ちゃんには消化しきれない場合があるので、薄めたり便の様子を見たりしながらあげてください。

また、3歳ぐらいまでは1回100ml程度まで、5~6歳児でも1回200mlぐらいを目安に飲むことをおすすめします。

それぞれに良いところがある牛乳と豆乳ですが、好きだからと言ってガブガブ飲みすぎると、お腹をこわしてしまうので気をつけてくださいね。

子どもにも大人にも「牛乳」のほうが身近な飲み物かもしれませんが、「豆乳」のおいしさも知ってもらえると嬉しいなぁと思うスー先生でした。