こんにちは!みえハウスのみえ先生です!先月、スーちゃんと王子動物園へ行き、パンダのタンタンに会ってきました。中国に帰ってしまうんですね…。本当に残念です。
タンタンは美味しそうに笹を食べており、なんとも可愛らしい姿でした。「タンタン、お世話になりました。ありがとう、元気でね!!」とつぶやく私。私は王子動物園の近くの保育園に勤めていたので、子どもたちと度々来てお世話になりました。「散歩で王子動物園行けるなんていいね。うらやましい~」とよく周りから言われたものです。
そして、パンダが王子動物園にやって来て一般公開される時、歓迎式典に子どもたちと参加して「パンダの歌」を合唱した思い出があります。つい先日、ニュースでその映像が流れ、「あっ〇〇くん、〇〇ちゃん!」となつかしくビックリしました。私が担任で引率していたので今でもよく覚えています。
あれから20年…なんですね…。
どんな時にどんな気持ちで迎えたのか…。
20年前に震災からの復興を願い、神戸にパンダがやって来たのです!それはもう、嬉しかったですねぇー。嬉しくて、当時の新聞の切り抜きを今でも大切に保管していました。
「パンダ一般公開初日に5100人」という見出しですよ!これだけで、神戸に活気が戻ったように感じます。そして、この新聞に私のコメントも載せて頂いているのです!
「今日来た園児のほとんどが震災の年に生まれた。パンダはだれが見ても心いやされる。これを機に神戸市全体が活気づいてくれたらうれしい」と。
この20年で神戸は復興を成し遂げ、神戸にパンダがいることがいつの間にか普通になっていました。そして、中国に帰ってしまう…となると、どんな時にどんな気持ちでパンダを迎えたのかを思い出しました。
タンタンにカメラを向けながら涙を流している人がいました。きっとこの人も心いやされた一人なのかもしれない…と思いました。
パンダへの恩返しは!!
歓迎式典に参加した子どもたちは、元気かなぁ~。もう、お父さん、お母さんになって自分の子どもとパンダを見に行ってるかもしれないなぁ~。
パンダが神戸に来てからの20年、いろんな人の人生の物語が展開されたことでしょう。震災後、私たちを元気づけ、神戸に明るさを取り戻してくれたパンダの存在に心から感謝です。
そして今、コロナ禍とだれもが戦う日々。元気を失い、心は暗くなり、震災の時と重なる人もいるでしょう。でも、パンダへの恩返しは、あの時貰った元気を大切に、へこたれず前へ進むことだと思います。
タンタンは秋頃、中国に帰るそうです。一人でも多くの人がタンタンに「ありがとう」を伝えることができたら嬉しいです!!