ゆりにっき③

今年は自粛ムードの中、迎えたゴールデンウィークでしたね…。みえハウスから見える阪急電車の車内はガラガラ…人通りも少なく誰もがステイホームを心掛けて過ごしているんだな…と感じました。

そして、おうち時間を家族で楽しく過ごす工夫が色々と情報発信されていました。おうちのベランダでキャンプをしたり、バーチャルリアリティーでジェットコースター気分を味わったり、私もやってみたい!と思うものばかりでした。

中でも、部屋に沢山のいちごを吊していちご農園のようにした “おうちでいちご狩り” がステキなアイディアだなぁ~と印象に残りました…。

そして、私が保育士時代、子どもたちといちご狩りに行ったことを思い出しました。その時、子どもたちがいちごに対する興味関心が高まるように、ちょこっと工夫をして出掛けたことも思い出し懐かしくなりました。

今回は、その時のことが綴られている“ゆりにっき”です。

子どもがいちご狩りを2倍楽しむ工夫は!?

【バスに乗っている時間は1時間弱、すぐに神戸市北区にある二郎に到着しました。1人にひとつパックをもらって、ビニールハウスへ入りました。一方通行で先ずは5個ずつ収穫し、ビニールハウスを出たところで食べました。

まだ、食べられそうだったらビニールハウスの入り口へ向かい、また5個ずつ収穫する…といったいちご狩りコースです。4回繰り返した子どもは20個食べていました…す、すごいです(笑)

甘くて柔らかくて、それはも~美味しい!いちごでした。心ゆくまで食べた後、子どもたちは自分で作った “いちご手帳” を持って再びビニールハウスに入り、いちごを観察しました。

「同じ形のいちごがあったよぉー」と発見がとても嬉しそうでした。残念だったのは、お休みのお友達がいたこと…。お土産のいちごでのいちごジャム作りは全員でしよう!と話ながら二郎を後にしました。】

この “いちご手帳” というものを、子どもたちは事前に作成して、いちご狩りの日を迎えました。どんな手帳かと言いますと…。

子どもの観察力がアップする環境を活かさないと、もったいない!!

【いちごの本をみんなで見て、つるんと形の整った絵に描いたような、いちごばかりでないことを知りました。大きい、小さい、太い、細い、そんな形のいちごが載ってる紙をハサミで切り抜き、台紙に貼り、“いちご手帳” を作りました。その作業はそれぞれ楽しかったようです。

また、いちごの形を切る様子には、性格が出てました。(アバウト派、キッチリ派、などなど…。)

「本当にこんな形のいちごがあるのかなぁ…」と興味が湧いたようで、実際に見て手帳と同じ形のいちごがあると、子ども同士盛り上がっておりました。いい経験ができたと思います。】

と、いちご手帳作成の様子を綴っていました。ちょこっとした工夫ですが、子どもたちの興味関心を高めて園外保育に臨めたと思います。いちご狩りという環境を活かし、子どもが観察力をアップさせ楽しむことができました。

また、スーパーで売っているいちごではなく、苗からできているいちごを採って食べる経験、そのいちごには様々な形があることを知る経験、これは食育活動であり、収穫したいちごでジャムを作る経験まで展開していきました。(イチゴジャム作りで、いちご狩りの楽しみは3倍に展開されました。)

今改めて、自分が展開してきた保育が、みえハウスのレッスン内容に繋がっていると感じます。

今回、おうち時間を楽しく過ごす工夫やアイディアに、私はとても刺激を受けました。

自分の頭を常に柔らかくし、これからもっとレッスン内容に、子どもたちの興味関心が高まる工夫やアイディアを見出していこう!と私のモチベーションが上がったのでした!