私が子どもとの関わりで、大切にしていることは “子どもの自己肯定感が育つように関わること” です。

みえハウスのレッスン内容は、月のテーマに沿った活動から、クッキングに展開させていきます。

その活動のひとつに “絵本の読み聞かせ” があります。

絵本の中には、子どもの自己肯定感を育む、お話があります。自分のいいところも、ダメなところも、ひっくるめて自分を認め、肯定するメッセージが込められている絵本です。

そして、①愛されているという実感をもつこと ②やればできるという自信をもつこと という自己肯定感を育む上で大切な要素が含まれている絵本です。

おススメの2冊!!

①の要素が含まれている絵本の一冊には、“ぼく にげちゃうよ” というお話があります。

冒険心が芽生えた子ウサギが、母ウサギに「ぼく にげちゃうよ」と言います。

子ウサギがどこへ逃げても、どんな姿になっても、それを追いかけて見守る母親の無償の愛を感じる一冊です。

②の要素が含まれている絵本の一冊には、“にんじんのたね” というお話があります。

にんじんの小さな種をまいた男の子が、周りから「芽なんかでないよ!」と言われます。それでも男の子は、にんじんの成長を信じて、毎日水やりをしっかりし世話をし続けました。

すると、それはもう信じられないほど、大きなにんじんが収穫できたのです。

“信じて努力すれば、出来ないことはない!!” と思わせてくれる一冊です。

子どもならではの感性とは!?

子どもは大人と違い、絵本の中の出来事も、現実の世界と同じように理解するといわれています。

たとえば、絵本の主人公が「大好きだよ」「愛しているよ」と母親から無償の愛を受けている場面を見ると、子どもは現実に自分が愛されている…と受け止めていくのです。絵本の中の言葉は自分に向けられている…という風に…。

また、絵本の主人公が「やれば、できる!!」と自信をもつ姿は、子どもは自分の成功体験のように受け止めていくのです。

絵本を読み聞かせしてもらうことで、子どもが “愛されている” という実感や “やれば、できる!!” という自信が、子どもの心に蓄えられていく…そして、それが子どもの自己肯定感の育ちにつながれば…本当に素敵なことです。

このような思いで、みえハウスの活動のひとつに “絵本の読み聞かせ” があります。

また、みえハウスでは、子どものありのままの姿を受け止めることからスタートします。

否定されることなく、子どもはありのままの姿を受け止めてもらうことで、自己肯定感の育ちにつながるからです。

みえハウスは、子どもが少しずつできることが増えていき、できなかった自分にサヨナラできる食育教室なのです。

それは、失敗するのが怖くて挑戦できなかったことかもしれないし、食べられなかった食材が、食べられるようになることかもしれない…。

みえハウスでの様々な活動が、子どもの自己肯定感の育ちと子どものやる気と自信につながれば、何より嬉しい私です。